薄荷と煙管
俺にはかつて癖になっていた奇行があります。
「ペットボトルの蓋の下のリングを外してガムのように奥歯で噛みしめ続ける」
適度に硬かったり弾力のあるものを嚙んでると落ち着くんですよね。犬かな。
もちろん噛んでると喋れないので、会社でこれをやっていると「話しかけられると口からベコベコになったペットボトルのリングを吐き出す人」になってしまい、恥ずかしくて自然と止められたのですが。
奇行が収まったとはいえ、何かを齧って歯に適度な圧を加えていると落ち着くという性癖自体は変わらず、ストローなどをよくベコベコにしてしまうので、代わりに煙管でも咥えてみるか、と思ったのが今回の発端です。
まあ普通は煙管の吸い口は噛まないとは思いますが。
当たり前ですが、Amazonで普通に買えるのでちょっとびっくりしました。普段生活しててお目にかかることはまずないし、ゴエモンが人をぶん殴る道具ぐらいのイメージしかなかったので。
俺はたばこは吸いませんが、どうせなら最近の加熱式たばこのようにニコチンレスのフレーバーを入れられないかと思って検索したら、ハッカ結晶を火皿に詰めて吸うということをしている人が結構いました。
「ハッカ結晶」「薄荷脳」などで検索しますと、画像のように警察に捕まる感じしかしない結晶(捕まりません)が買えますので、これをポキポキ折って火皿に詰めます。
棒状の結晶なので、詰める際に穴がふさがらないように先に耳かきの柄を突っ込んでいます。爪楊枝でもなんでもいいし、穴を避けて結晶を詰められるなら特にいりません。
詰めたら軽く火であぶってやると、結晶同士が溶けてくっついて、ひっくり返しても火皿から落ちなくなります。
で、吸う。
少量の結晶の隙間を通った空気にめちゃめちゃメンソールの清涼感が乗ってきます。メンソール煙草より余程効く。目は冴えるし鼻は通るしでなかなか良いんじゃないのこれ。
しかも全然減らない。結晶から直接メンソール成分が気化してるので一応減りはするはずなんですが、数日程度じゃどれだけ吸っても見た目は変わらず、清涼感もなくならない。無限メンソール。
これ、たぶん最初に買った50gのハッカ結晶一袋で一生吸えてしまいます(食品添加物なので賞味期限はありますが)。
死ぬほど結晶が余るので「味変」じゃあないですが、加熱式たばこ同様、フルーツフレーバーにもできないかと、製菓用のオレンジエッセンスを買ってみるなど。
結晶の上に一滴垂らす。これも悪くない。しっかりオレンジフレーバーがついて、オレンジミント味になりました。ただ、こちらはメンソールの清涼感と違って鼻が慣れてくるので連続して吸い続けていると分からなくなる感じ。
また、見ての通りですが、エッセンスの主成分であるアルコールにハッカ結晶が反応して、画像のようにボワっと発泡した感じに膨らみます。
これは要するに結晶がアルコールに溶けて固まっている状態なので、フルーツフレーバーが感じられなくなったら適宜エッセンスを足す、ということをしているといずれは溶けてなくなっていきます。
良かった、消費できる。
ある程度溶けると火皿にくっついていた部分も溶け落ちて結晶が落ちるようになるので、そうなったら交換の頃合い。
新しい結晶でプレーンなメンソールを味わってもいいし、山ほど種類のある別の香料を試しても面白そう。
元々は咥えて軽く齧ること自体が目的でしたが、思いのほか嗜好品としても楽しめてしまっているという現状です。俺は鼻炎持ちなので鼻が通るのもうれしい。
なので、仕事中も大体咥えてます。減らないし。
さすがにこれを咥えたままオンライン会議のカメラをONにはできないけどね。
小さくて高っけえ冷蔵庫を買ったんですよ
在宅で仕事するにあたって、箱買いした炭酸水をよく飲みます。
自分のデスクから階段を上り下りしてキッチンまでボトルを取りにいくのも面倒だし、まとめ買いしたストックを置いておく場所も欲しかったので、最近発売されたばかりの日立のChiiilを買いました。色はグラファイト。
デザインコンセプトだとかクラウドファンディングがどうのといった能書きは適当にググって調べてください。
というか、購入前にググっても能書きしか出てこなかったので今これ書いてます。現状、実店舗での展示はほぼないし、WEB上にも情報なさ過ぎて購入するかどうか相当逡巡したので。
容量とか形状が俺のニーズど真ん中だったんですが、何しろ高価い。これより容量の大きい1ドア冷蔵庫が2万円足らずで買えるのに対して、これ8万もするんですもん。なんなら下手なファミリー用冷蔵庫より高価いですよ。
あるのはマットな質感、直線的でシンプルなデザイン。要するに「かっこいい」ということだけに余計な金が払えるかどうか、という話になります。
めちゃめちゃ悩みましたが、結果としては満足しています。
見た目は公式サイトを見ればわかる話なので質感の話をしますが、外側から見える部分は全部樹脂でできてます。ベースは黒で、カラバリになる前面/天面のパネルはマットな表面処理がされた一枚板の樹脂。
なんとなく塗装された金属パネルをイメージしていたのですが、耐久性を考えたら無塗装でいけるカラーの樹脂にするのは妥当なところなんでしょう。
プラスチッキーな光沢はなく、見た目上の高級感は十分ありますが、重量的にも触感的にも軽いので、実際触ると「あ、プラだな」という実感は否めません。
まあ購入動機の半分以上は見た目なので、見た目だけよけりゃいいじゃん、って話ではあります。
あと磁石がくっつかないので、水道屋のマグネットを貼ってデザインを台無しにするという遊びはできません。
そして購入のもう一つの決め手になったのが、横に広く、奥行きが狭い薄型形状。
手前にある棚は無印のスタッキングシェルフですが、奥行き28cmのシェルフに対してせり出しはこんなもん。個人的には許容範囲。
放熱機構が工夫されていて、背面をぴったり壁につけても大丈夫というのも大きいです(その分左右は少し隙間をあける必要あり)。
容量に対して背が低いのもいいところで、天面が物置きとして手頃な高さ。
ひとまずラブリコの突っ張りアジャスターを使って上空に棚を組んで、入りきらないペットボトルと常温保存の酒置き場にしてみました。
たぶん冬場は天面上に湯沸かしポットとかを置くと思います。
さて中はどうでしょう。
特徴としては入れたものが冷えるという機能があります。あと黒いです。
炭酸水以外はミチミチに酒が詰まっておりますが、どれだけ入るか試すために何だかかっこいいと思った缶瓶飲料を買いまくった結果です。俺は基本的にそれほど量は飲めず、普段は3日に一回程度、350ml缶のビールを一本も飲めば十分なので、多分写ってる酒を全部消費するのに2~3か月はかかります。バカなんでしょうか。
ともあれ容量は十分で、ストック飲料置き場としての目的は十二分に果たしているとは言えます。
ちなみに上段、缶がかっこいいってだけで買ってきたブリュードッグのビールはどれもめちゃめちゃ美味しくてめっけもんでした。どれも香りがとても良い。切らしたらまた買う。
あと、関東では北野エースでしか買えないという「瀬戸内のはっさくチューハイ」も美味かったのでこれもリピートします。
あとはまだ飲んでないので分かりません。
冷蔵庫の話に戻ります。
オフィシャルサイトの画像を引用させてもらいましたが、見ての通り上中下段で奥行きが違います。薄型化のために冷却機構を内側に収めた結果と思われます。
各段の高さに関しては棚板を付け替えることで変更できますが、ビミョーに使い勝手の悪い部分がいくつか。
まず下段。左側のハイネケンを見ての通りですが、奥行きが狭いのでビールの小瓶やペットボトルは互い違いに入れるしかありません。
容量的には些細な話ですが、いまいちスッキリしないな、という感じ。
じゃあ奥行きのある中段に逃がせば、と思ってもギリギリ入んねぇのですよこれが。
通常の500mlペットボトルでいっぱいいっぱい。コカ・コーラ プラスとかのちょっと背が高いペットボトルも入りませんでした。
上段の棚板を下げてそちらに置こうとしても入りません。中段がものすごく狭くなっても構わないので、もう少し上段の棚が下げられればな……と思いました。
で、また下段の話になりますが、四合瓶がこれまたギリギリ入りません。
うーん、もどかしい。
一応中段の棚の手前は外れるようになっていて、四合瓶どころか一升瓶でも入れられますよって売り文句ではあるんですが、そのために中段を半分殺すのはあまりにもコストパフォーマンスが悪く感じてしまいます。
最上段に寝かせれば入るんですが、折角こんな格好つけた冷蔵庫使ってんのに、開けた時にラベルが見えないのは面白くない。
これはワインでも同じことが言えそうです。俺はワインはあまり飲みませんが、瓶のサイズは大体四合瓶と同じぐらいか、ちょっと大きいイメージです。だとしたら収納の微妙さも似たり寄ったりでしょう。
温度帯を切り替えて適温保存ができるセラーとしても使えるようになってますが、少なくともワインセラー・日本酒セラーとしては専用のものを買った方が良いかと。その方が余程安くて使い勝手の良いものが手に入ると思います。
以上。
諸々詰めの甘い部分もありますが、「居室に置いて違和感がない&冷却可能な大容量ストッカー」という俺の個人的ニーズは完全に満たしてくれたので満足しています。駆動音も近づいて耳を傾けなければわからない程度には静かです。寝室に置いても全く問題ないでしょう。
サブ冷蔵庫は食材のスペースを考慮しなくていいので、諸々の酒をジャケ買いして好き放題詰め込むのが楽しいです。それで美味しい酒に出合えれば儲けものだし、いろんな缶や瓶を並べるだけでも本棚を眺めているようで楽しいという、居室に置く冷蔵庫ならではの楽しみかたもあります。
手放しで人におすすめできるものではありませんが、個人的には買って良かったと即答できます。
もっとも、小遣い口座は枯れたのでしばらく節制が必要ですが。
机周りの最近買ってよかったやつ
リモートワークで自室の机に向かって座っている時間が多くなり、環境改善と称して色々買っていたらちょっと楽しくなってきちゃったので書きます。
電動スタンディングデスクとかアーロンチェアは出てきません。
照明
まず机上がなんとなく暗い気がしたので正面にダクトレールを足しました。壁に直付けは嫌だったので2x4材用の突っ張りアジャスターを使ってこんな感じで(ロフトなので天井低い)。
この手のアイテム、ラブリコとかディアウォールとかウォリストとかカインズホームのとか、いろいろあるんですが、選んだのはこれ。
通常のラブリコはプラスチックで安っぽいのがあんまり好きじゃないんですが、これは艶消しブラック塗装のアイアンでかっこいい。
これで2x4材の突っ張り棒を2本作って、横向きに材を取り付ければ、ダクトレールの台座の出来上がり。
2x4材はブライワックスで塗装、横材の取り付けはラブリコのジョイントパーツを使いました。
ジョイントパーツは本来、短い木材を縦に継いで延長するためのものなのでこういう使い方は保証外なのですが、別に重いものを乗せるわけではないので強度は十分にあります。質感を揃えたかったので同じシリーズのパーツで構成した次第。
で、スポットライトを、こう。
手元は読書や書き物をするには十分な程度に明るいものの、人間、壁や天井が暗いと部屋全体を暗く感じるそうで、そこを照らす形。もちろん間接照明で手元もより明るくなります。
最近はダイソーでも短いのが売ってますが、こういうコンセントや引っかけシーリングから電源を取るダクトレールは電源ON/OFFができないのがほとんどですから、デスクライトとして使うにはコンセント側にスイッチを挟み込むか、ネットワーク制御できるスマートランプを使う必要があります。
うちはE26/E17バルブの照明はすべてHueにしていて、今回もそう。Google HomeでON/OFFや明るさを制御しています。
サイズ的にE17バルブのスポットライトにしたかったのでHueになりましたが、E26(普通の電球)サイズだと、最近はSwitchBotがフルカラーで安いスマートランプ出してるんですよね。
今後追加や買い替えがあるときには試してみたくなる価格設定ではあります。この影響でHueももう少し安くなるとありがたいのですが。
そしていくらでも照明を増やせるのが面白くなっちゃったので、サイドにもダクトレールを追加しました。ラブリコ水平突っ張り。言うまでもなくこんな使い方は保証外なので落ちても自己責任です。でも実際問題、ちょっと叩いたぐらいじゃビクともしません。
結果として、俺の机上は今、電気スタンドも含め7個の電球に照らされています。やりすぎ。
あとダクトレールフックを追加して、会社のノートPCをつなぐときのHDMIケーブルとLANケーブルを吊っています。これ、ケーブルを使わないときの収納としてはかなり便利なのですが、もうすこしカッコいい方法は考えたいところです。
つーことで、今のディスプレイ周りの照明はこんな感じ。ディスプレイ裏にも裸電球を一つ入れているのがポイントで、手元の明るさはほとんど変わりませんが、壁・天井が広く照らされることで体感的には相当明るく感じるようになります。
2022.05.07 追記
机周りの最近買ってよかったやつ - 機械
ダクトレール壁付けするならカバーしてね。
2022/05/06 16:08
しました。
机周りの最近買ってよかったやつ - 機械
ラブリコはギチギチに設置しても冬の乾燥で木が収縮して突然落ちることがある(経験済み)ので、階段に面した方の設置は危ないよ。階段下の床か階段を使ってる家族に激突する可能性がある。
2022/05/07 07:57
なるほど。収縮こわい。
なので結束バンドとワイヤー圧着の2段構えでガードしてみました。
じわじわ緩んでいったとしても、いきなり落下はせずに反対側がズリ落ちて軟着陸する形。仮にラブリコが突然爆発四散して保持力を完全に失い、階段側に落下したとしても結束バンド一本で木材と照明をぶら下げてキープできるだけの強度はあります(実験済み)。
さらにレールの電源ケーブルも支柱に固定。これでも落ちるならもう電源ケーブルがブッちぎれるか柱が折れるかしてると思うのであきらめます。
まあ既に書いてますが、この水平つっぱりは完全に自己責任でやってますので、真似しないほうが良いです。
追記ここまで。アドバイスありがとうございました。>コメント
Fargo STEEL TAP
続けて電気モノ。デカくて重くてケーブル太くて置き場所が非常に限定されそうなスチール製の電源タップ。かっこいい。
家を設計した段階で机を置く場所は決めていたので、机直近のコンセントは天板上の高さのものも含めて計8口を用意。それでもタップなしだと簡単に埋まるし、ノートPCやタブレットを充電しつつ使う等の一時的な電源は壁際ではなく手元から取れると便利です。
つーことで振り回したらば鈍器としても使えるであろうこのタップ。存在感を全力でアピールするこれは、床や机の上にだらしなく転がっていても「そういうオブジェです」と言い張れる強引な説得力に満ち満ちています。
小さくシンプルで周りに溶け込む電源タップもいいですが、こんなふうにプラグが刺さりまくったら、びろーんとケーブルが広がってどうせ見苦しくなるんですから。目に見える・手の届くところに置くんだったらケーブルよりも強い主張でいろいろと有耶無耶にしてくれるコイツがいい。
でも使ったらケーブルは挿しっぱなしにしないで片づける。結局ケーブルボックスやらオーガナイザーを使うよりも、片づけるのが一番すっきりするという身も蓋もない話。
デカくて重い分、片手でプラグを抜き差ししやすいのが何気に便利で、都度ケーブルを片づけるのも楽です。
無印良品 ポリプロピレンウェットシートケース
うちの会社の社食、コロナ対策で全テーブルにアルコール除菌シートが備え付けられるようになって、各自で拭いて消毒してねって形式になってるのですよね。
それが非常に便利だなと思いまして。自宅なので別にコロナ対策というわけではなく、単純に細かいゴミやほこりを拭う濡れ布巾替わりとして。作業の前後に使い捨てのウェットシートでさっと机を拭き清められるのは非常に手早く合理的。
このケースは店舗を物色していたときに社食のことを思い出して購入したのですが、ネットで買える他メーカーの類似品のどれよりも大幅に安くて、結果として一番良い選択になっていました。
これはさっきの電源タップとは真逆で、特徴を消した佇まいが常備アイテムとして完璧といえます。
要するにこのデザインのパッケージが常に机上にあったら嫌だ、って話ですね。(※公共の場に置くにはとても良いデザインだと思います)
あらゆるものを無印で揃えてしまった際のナチュラル感は性に合わないのですが、なんだかんだでそのシンプルさは便利。存在を希薄化したいものは無印で探すと良いという知見を得ました。
あと仕事中に飲むお茶もよく買う。
DULTON MINI PEGBOARDとMAGNETIC HOOK
俺はペグボード(有孔ボード)という収納用具の簡素さが結構好きでして、自宅では工具の整理やヘッドホン・ケーブルその他の置き場として利用しています。
いわゆる「見せる収納」の中でも、センスがあまりいらないというか、雑に吊るしてもそれなりに片付いている気がする(気がするだけ)のがいいところ。しまい込んで場所が分からなくなるということもないし。
で、雑貨屋で見かけて即日購入したダルトンのミニペグボード。
2年前ぐらい前まで「置く」小型ペグボードのデスクオーガナイザーというのはキングジムのPEGGYぐらいしかなかったと思うのですが、いまやめちゃくちゃ多くのメーカーから発売されてますね。
安価かつカスタムの効く、リモートワーク需要にはまった製品ということで伸びているのだと思いますが、各社が白か黒、たまにパステルカラーで商品を展開する中、こんなド原色でラインナップをキメているのはDULTONぐらいのもの。
Fargoの電源タップを買って気づいたんですが、俺はどうもスチール粉体塗装の雑貨が好きなのですね。定番の艶消しブラックはもちろんのこと、うっすらツヤのある赤やオリーブドラブなんかも超好き。キズが入っても錆びが浮いてもかっこいい。
要するに工具箱の色や質感に馴染みがあって、雑貨もそういうものを買いがちなのです。ネットで探すと「アメリカン雑貨」という枠にくくられるのはどうかと思いますが。
ともあれそういう趣味ゆえに真っ赤なやつを購入。実をいうと最初は赤とどちらにするか悩んだ末にRAWカラー(クリアー塗装)を買ったのですが、黒い机上ではあんまりにも地味だったもんで買い替えた経緯があります。
なお、RAWカラーもリビングで「帰ったら財布とか鍵とか携帯とか全部置く場所」の収納としてきちんと活躍してますよ。カップやトレイをつければ普通にペン立てや小物置き場として使えます。
このペグボード、穴のピッチは一般的なペグボードと一緒で25mm。なのでフックも汎用品が使えるのですが、穴は大きめなので横に二穴使うタイプのフックの方が安定します(一穴だったり縦に二穴だと横方向にグラグラする)。
最近はダイソーでもペグボードを扱っていますが、周辺商品のラインナップとしてブロンズカラーのフックが安く売られているのでありがたいですね。ときどき専門メーカーよりツボを押さえた商品を出してくるから100円ショップは面白い。
そしてこのペグボードはスチール製で磁石がくっつくので、フックに下げられないメモや写真なども貼っておけます。
磁石もDULTONのを合わせて購入。この無駄なリベット打ちの板金タグとかいいですね。機能的には全くの無意味ですが、こういうのが好きなんだよ、工業製品してて。
フックは飾りとはいいませんが、垂直のボードに付けてると吊り下げられるのはキーホルダーぐらい。ちょっと重いものを下げるとズリ落ちます。
とはいえ、そこそこ強力な磁石なので、フックはつまんで引っ張る場所としても便利です。
あと、写真の赤のボードは3枚連結してますが、基本セットは2枚です。後から何枚でも色違いでも追加できる形。
気に入ったので後から1枚追加したものの、特に吊ったり貼ったりしたいものがなかったので、今はコレクションしてる嫁さんの落書きメモとか、その辺にあった栞や絵葉書なんかを貼っています。
あさつき。
必要に応じてメモを貼ったりするために遊ばせとくスペースという感じです。
山崎実業 テーブル下収納ラック タワー
PCでゲームするために有線のXBOXコントローラーをつないでいて、その置き場所が欲しかったんですよね。
天板下に取り付けるちょい置き用ラックの類はさまざまなバリエーションのものが売られていますが、これはスリットが入っていてティッシュを下から出せるというもの。
ティッシュケースは15年ぐらい前に思い切って買った(ティッシュケースに4000円オーバーはかなり頑張った)DUENDEのSTAND! STEELをいまだに愛用していますが、机が広いんで作業ポジションによってはちょっと遠いなと感じたりすることもあり。
ということでSTAND! の逆サイドにこれを取り付けることにしたわけです。
置くのは本当にXBOXコンとティッシュだけ。求める機能を完全に満たしております。椅子を移動させたり、腰を浮かしたりしなくてもよい場所に常にティッシュがある。今の時期、どうしても花粉にやられがちなので箱ティッシュは多すぎて困ることはありません。
Amazonレビューでは逆さまにしたティッシュが自重で破れる、出しづらいとの評価が散見されましたが、うちで使ってる最安ティッシュ「はなびより」は、ひと箱あたりの枚数が少なくティッシュの圧縮が弱いせいか、全く問題ありませんでした。
このラックは普段使ってるティッシュボックスを逆さまにして試してから買うといいです。俺はそうしました。
おわり
ほぼただの雑貨の話だった。
ちっちゃいトラベラーズノート的なやつを自作した
財布をMicro Sleeveに変えたことでジーンズの前ポケットが片方空いたので、手帳を突っ込もうと思ったのです。なぜなら手帳をジーンズのポケットから無造作に取り出すと格好いい気がするからです。俺の道具選びなんてそんなもんです。
んで、パスポートサイズのトラベラーズノートを買いました。
革製のカバーにゴム紐で専用のちっちゃいノート(リフィル)を挟むだけのもの。安くてごくシンプルだけど、質感や手触りがよく、革の変化も楽しめそうな良いものです。これは。
しかし如何せん、前ポケットにねじこむには微妙にでっかかった。入らなくはないのだけど、W30のリーバイスにはギリギリ。「格好良さそうだから」でポケットに手帳を入れようとしてるのに、出し入れにもたついてたら格好悪い。
大きさ的にはシステム手帳のマイクロ5穴(A7)サイズが理想的なのですが、俺、システム手帳みたいに真ん中にリングがあるミニノート嫌いなんですよね。書くとこ狭いのにリングが手に当たって尚更書きにくいから。
なので、自分で丁度いいサイズのトラベラーズノート的なやつを作ることにしました。実物を見れば分かりますが、最低限必要な加工は革切って穴あけるだけなので。
左がオリジナル、自作したのが右。自分としてはほぼ完全に求めていたものが出来上がったといえる仕上がり。色がやたら青く見えますが、これはカメラの影響で、実物はもっと落ち着いた色です。
気に入らなければまた作ればよし。どんな色の革からでも作れるのも自作のいいところです。
革がまだちょっと硬いので丸まった感じになってますが、使ってるうちにいい感じにヘタレて馴染むはず。
縦は2cm、横は1.5cm程度のダウンサイズ。微妙な違いに見えますが、この差がポケットからの出し入れのしやすさに大きく影響します。
ちなみに自作しようという考えに至ったのは、トラベラーズノート売り場にオフィシャルのリペアキットがあったからです。
紐そのものは100円ショップので十分ですが、紐の通し方とか金属パーツの留め方が書いてあったので買いました。あとは革カバーだけ用意できればいいなと。
今回は雰囲気を寄せるために金属パーツはオフィシャルの部品を使いましたが、貴和製作所とかで気に入ったものを買ってもいいですし、結び目が気にならないのであればパーツなしでただの固結びでもいいと思います。金属パーツは留め具というよりはただの結び目隠しとしての意味合いが強いです。
リフィルとして市販のA7ノート(74mm×105mm)を挟むので、切り出す革のサイズは二つ折りでそれよりちょっとだけ大きくなるように。
革は挟むノートの現物合わせで適当に切りましたが、出来上がりを測ってみたらこんな感じ。
カバー留め紐用の2.0mm穴はポンチ(100円ショップで買える)を使って、中央上下に開けたゴム紐を通す穴は目打ち(100円ショップで買える)で開けました。1.0mmのポンチを持ってたらそれを使えば綺麗に仕上がると思いますが、100円ショップにはなかったので。まあどうせ紐で隠れるのでいいです。
革の厚みとか曲げたときのRがあるので横はそこそこ長いですが、これで折りたたむとノートよりだいたい5mm程度大きい感じになって綺麗にノートが隠れます。
拡大すると革の裏面(床面)の処理をしていないのがバレバレですが、これは俺が未処理のモサモサした手触りが好きなのと、単にめんどくさかったから放置しているだけです。
革はこれの2.0mmを買ってミンクオイルを塗り込みました。安く買える革ですが全然問題なく使えますね。
ミンクオイルは革を油分で湿らせて色を落ち着かせるのと、革を柔らかくして、しっとりした高級感のある手触りにする効果などがあります。
リフィルはLIFEのノーブルノートA7方眼罫を余ったゴム紐で2冊つないで挟みました。仕事用とプライベート用。A7で方眼罫のノートってこれしか見つからなかったんですが、ノーブルノートはデザインに高級感があるのでいい感じです。
あと、オリジナルのトラベラーズノートでも売れ筋のリフィルらしいクラフトファイルもA7サイズで自作。B5のクラフト用紙をスプレーのりで2枚重ねして強度を確保。
これ便利なんですよね。俺はその日のTODOリストとしてちぎりとるタイプのノートパッドをよく使うので、残件のあるシートはちぎって挟んどけば忘れない。終わったら捨てる。
実物を眺めながら俺が適当に書いた展開図を、CAD使いの嫁さんに清書してもらいました。嫁さん有能。
あとコバ(革の厚み面)はこれで塗りました。めっちゃ青い。水性アクリルって書いてあるのでプラモ用の塗料とかでも良かったのかも。
めんどくさいので詳細な作り方は書きませんが、ここまでに書いた情報と材料、あとはカッターナイフがあれば同じものが作れるので、興味があればハンズとかで材料揃えて適当にどうぞ。やること少ないので適当にやっても適当にいいのができると思います。
ちっちゃい必要がなければ普通にトラベラーズノートを買えばよいです。
もしA7クラフトファイルの展開図が欲しい方がいましたらtwitterで@baumkuchen_宛に言ってもらえれば適当なアップローダーに上げます。
財布はもうbellroyのMicro Sleeveだけでいいや
財布。以前買った中国製パチモンThe Ridgeが壊れたので、しばらく使い古したASUMEDERUのベスポジIIを再利用してたんですが、さすがにだいぶヘタレてきたので新しいのを買いました。
これまで使ってた財布がこれら ↑ で、新しく買ったのがbellroyのカードスリーブ。
上記の記事にも書いているとおり、小銭は最低限お釣り分だけ入ればいいという考えで自作の小銭入れを使っているので、財布は紙幣とカードだけ入るものがあればいいというのが基本スタンスです。
パチモンRidgeもベスポジIIもそこそこの枚数のカードが持てるものを選んだ結果なのですが、よく考えるともはやカードもそんなに使わねえなと。
- SUICA → モバイルSUICAに移行済
- クレカ → ヨドバシの黒カードだけあればいい(ヨドバシ原理主義)
- 保険証・診察券 → めったに病院行かない
- シネコンの会員カード → コロナであまり行けないしそもそも新作上映が減ってる
ということで、大幅に整理して免許証とヨドバシのカードとキャッシュカードの3枚だけ持ち歩くようにしています。それすらめったに使わないし。
上から見た面積はベスポジII(普通の二つ折り財布程度)より少し小さいぐらい。
しかし厚みが全然違う。ベスポジIIは折り返しの分だけどうしても端は膨らんじゃいますし、カードの枚数が増えてくると更に差が広がります。
ベスポジIIのカード入れは6枚分。それだけでもそこそこの厚みになりますし、重ねると普通にもっと入っちゃうのでつい入れちゃってました。
一方Micro Sleeveの方は、1ポケットにカードはMax2枚。反対面にも同じ形状のポケットがついていて、全部で4枚入ります。
むりやりねじ込めば片面3枚もいけなくはないですが、キツキツで出し入れが極端にしづらくなりますし、革が伸びちゃって寿命も縮みそうなので公称スペック通りに運用するのが無難かと思われます。
紙幣は真ん中に。はみ出さないようにするには3つ折りにする必要がありますが、折り重ねればその分厚みも増えるので、2つ折りではみ出させたまま使うというのもありです。 革の弾力で挟むだけなので使用感はマネークリップに近く、そう考えると紙幣がはみ出しててもあんまり気にならないなと。
この写真は3つ折りで4枚の紙幣が入っています。額面別に畳んでおくと使いやすい。
入るか入らないかだけで言えば3つ折りでも10枚ぐらいは余裕だと思いますが、俺はそもそもそんなに現金を持ち歩きたくないので、そうはなりません。
紙幣を出し入れする際はこうやって左右をぐっと押す。表と裏でカードの入る向きが対称になっているので上手くひし形に開いて指が入るようになります。
カードで隠れちゃうところにメーカーロゴのフクロウが刻印されていて、取り出したときだけちょっと見えるのがけっこう好きです。
このMicro sleeveを財布代わりに使うことの良さは、言うまでもなくその薄さ。ジーンズの前ポケットに入れていると、あまりに異物感がないので、一瞬財布を忘れたかと思ってポケットを探ってしまうぐらいにスルッと収まります。
革製ということもあり、椅子に座ったり動いたりでポケットに圧がかかっても、硬いスマホのように存在を主張することはありません。画面を傷つける心配もないので、スマホと同じポケットに入れてしまってもいいですね。そうすれば財布とスマホで両方塞がっていた前ポケットが片方空きます。
空いたポケットを何に使うでもないんですが、多少持ち物が増えても手ぶらで外出できる余地が増えたというのが大事。外出時はできるだけ持ち物を切り詰めたいので、バッグを持たずに済むのが最上なのです。
ちょっと薄すぎて本棚と壁の隙間に落ちてたときには、買って早々に無くしたかと思って心底焦りましたが。置き場所はちゃんと決めておいたほうがよさそうです。
あとこれを書くために昔の記事を見たら、小銭入れが作った当初から恐ろしいほどの変色と変形をしておりビビりました。「テスト運用」とかいいながらもう6年以上使ってるし、今後もまだ使う。物持ち良いんだか悪いんだか。
エナージェルの1.0mmが良い
どうも、ぶっといボールペン愛好家です。
昔からボールペンはボール径が大きいものを好んで使います。線が太いとなんとなく字の汚さがやわらぐ気がするからです。
なので、ボールペンは1.0mm径のものをよく使っているのですが、最近買ったぺんてるのエナージェルがいたく気に入ったのでその話をします。
エナージェルの1.0mmはまあとにかく線が強い。ボールペンとしては破格に太いし黒い。書き味を売りにしたボールペンとしては三菱鉛筆のジェットストリームが一番メジャーだと思うのですが、同じ1.0mm同士を比べてもその違いは明らか。
エナージェルはアホかってほどインクがドッパドッパ出るので書きだしから掠れることがありません。ジェットストリームも流石に貫禄の滑らかさなのですが、やはり油性インクは粘度が高いので、まとまりが良いぶん線は細いし、掠れもちょっと出る。
一方のエナージェルはペン先がもたつくとインク溜まりが出来たりするので一長一短というところですが、いずれにせよ些細な問題なので好みで選べばいいやつです。
なので俺はエナージェルを選びます。
色々試し書きをしましたが、油性インクだと1.6mm径のボールでもこうはなりません。試した中で唯一同じような線が引けたのは同じくゲルインクのユニボール シグノ 太字だけでしたが、これはキャップ付きのペンなので、気軽さの点でノック式のエナージェルの方に軍配が上がります。
個人的にはこの線の視認性の良さが嬉しい。
写真で使っているのはちょっとしたメモ用に買ったロディアのメモパッド。方眼罫が濃すぎて文字が見づらく感じたので別にドット方眼のものを買いなおして使っていたのですが、この線の強さはロディアの方眼にも全然負けていません。
比較するならもはやボールペンよりもサインペンや油性マーカー寄りで、線の太さや濃さで言えばマッキーの極細に近い。
しかし、裏写りの違いは歴然。次の紙にまで写っちゃいますからメモパッドではあまり油性マーカーは使いませんが、エナージェルなら余裕でぶっとい線が書けます。
また、滲まない分だけ若干ですが、線そのものもシャキッとエッジが立って、見やすいように感じます。
そして書き味は雲泥の差。大きいボールとゲルインクの恩恵か、なめらかで振動をほとんど感じません。俺はマーカーのカスカスとした感触やキュキュッという摩擦音が苦手なので本当にありがたい。
ラミーの記事でも書きましたが、インクを「擦りつけている」のではなく、「流しこんでいる」という感覚になるペンです。
滲まず、掠れず、抵抗なくこの太さの線がスイスイ引けるというのは面白い感覚で、何で俺はいままでこのペンを使ってこなかったんだ、とすら思います。(店頭でも目立たないところに置かれてる気がする)
これはデスク上に常備して、大きな文字でなぐり書きをするようなメモに使いたいですね。字が小さめになりがちな野帳には向かない気がするので、そちらは変わらずラミーで。ちなみに上の記事のときに買ったラミー、まだ使ってます。コスパ良すぎ。
ミニマム本棚のすすめ
うちはリビングにソファーとかローテーブルとか置いてないんです。狭いから。
なのでリビングでくつろぐときは専ら床。大きめのラグとヘタレきったビーズクッション、あとはこたつ布団(こたつ本体は処分済)の組み合わせでゴロゴロするのが我が家における食後の過ごし方です。
このスタイルは気楽で快適、なにより家具がないので掃除がめっちゃ楽なのがとても良いのですが、本やスマホ等、一度手にしたものを置く場所がないのが大きな問題です。
うっかり踏みつけかねない床に大事なものを置くのはやはり気分が良くない。それに小物を床に直置きすると、いきなり部屋がとっ散らかった感じになってしまうのもいただけない。
ということで作りました。箱。嫁さん用のとふたつ。
ひとまずメインの本棚から読みかけの本と積読本を移します。床に出しっぱなしになってた漫画も入れました。
前述の通り読みかけ本の退避場所として作ったんですが、積読の存在が強調される&積読(+α)だけ手元に持ってこれるというのが意外と良い効果を生むようで、手持ち無沙汰で寝っ転がっているときにスマホをいじらずに本を手に取ることが増えました。
スペースが限定的なので、次の本を入れられるように早く読んで場所を空けようという意識もちょっと働きます。つまりは積読の消化がはかどる。
ちなみに左端の本は自己啓発本の中でも名著中の名著と呼ばれるD・カーネギーの「人を動かす」愛蔵版です。中学生の頃に箱入りで父から贈られた高級本。
何度も読み返したいからここに置いている、わけではなく、当時から今に至るまで未だに通読できておりません。ここに置いときゃ読めそうな気がしないでもない。
長年積読のまま引っ越しのたびに新しい家に並べ直している代物で、ずっと気にして意識の片隅にあるという意味で今の俺を形作った要素のひとつではあります。すまん父。
常駐する場所が変わっても箱ごと簡単に移動できます。机の上とか寝室とか。
Helinoxの椅子は軽いので、窓際の日当たりがいい場所や、ダウンライトの直下に移動して本を読むときに時々使ってます。
まあ、その場合は普通に読んでる本を手に持って移動するので、こんな風に箱ごと移動させたりはしませんが。この画像は何か「ていねいな暮らし」的なしゃらくせえ写真が撮れないかと試みて失敗しているだけです。
あと、横になったまま本を読んでいてウトウトしてきたらメガネを置いて眠れます。目覚めたらいい角度で置かれてたので撮りました。スマホとかも置きます。便利です。
「置き場」を用意するのって大事ですね。
作り方は説明するまでもないと思うんで、サイズの参考に。縦270mmで大判単行本がいい感じに入ります。1x6材だと奥行きはだいたい140mmぐらいです。もっと深いのがほしければ1x8材でも。
1x6なら6ft(1820mm)で800円とかそんなもん。ホームセンターでカットまでしてもらえば、ドライバーでネジ止めするだけでも作れます。できればドリルで下穴ぐらいは開けることを推奨しますが。
あとは100円ショップで紙やすりを買ってヤスリがけだけはして、塗装はやりたきゃやりましょう。
思いつきで作ったこのミニマム本棚、思ったよりも便利だったので記事にしましたが、利便性は別にしても「今読んでる本」「これから読む本」が視覚化されるだけで結構楽しいです。
たまに写真に撮って、後でその変遷を眺めるのも面白いかもしれません。その時々の精神状態とかが表れそうなので。
財布の小ささを追求したらマネークリップになった
これです。小さい。
最初に書いておくと、これ The RIDGE というマネークリップのコピー商品です。写真で見る限り、クリップ形状からボルトの位置までまったく一緒。
黒無地に「MADE IN CHINA」とだけ書かれたヨレヨレの箱で届きました。思うにオリジナルも中国生産で工場から設計ノウハウが流出したとか、そういうよくある話じゃないでしょうか。これだとアルミで15000円ぐらいする the RIDGE(的なもの)が2000円で買えます。
パチもんですから低品質は覚悟していましたが、元々シンプルな構造の商品なので実用上問題ない、というかとても良くできています。
以下に使い勝手など書きますが、大体 the RIDGE と同じなんじゃないかと思います。本物見たことないですが。
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