ミニマム本棚のすすめ

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うちはリビングにソファーとかローテーブルとか置いてないんです。狭いから。

なのでリビングでくつろぐときは専ら床。大きめのラグとヘタレきったビーズクッション、あとはこたつ布団(こたつ本体は処分済)の組み合わせでゴロゴロするのが我が家における食後の過ごし方です。

このスタイルは気楽で快適、なにより家具がないので掃除がめっちゃ楽なのがとても良いのですが、本やスマホ等、一度手にしたものを置く場所がないのが大きな問題です。

うっかり踏みつけかねない床に大事なものを置くのはやはり気分が良くない。それに小物を床に直置きすると、いきなり部屋がとっ散らかった感じになってしまうのもいただけない。 

ということで作りました。箱。嫁さん用のとふたつ。

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ひとまずメインの本棚から読みかけの本と積読本を移します。床に出しっぱなしになってた漫画も入れました。

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前述の通り読みかけ本の退避場所として作ったんですが、積読の存在が強調される&積読(+α)だけ手元に持ってこれるというのが意外と良い効果を生むようで、手持ち無沙汰で寝っ転がっているときにスマホをいじらずに本を手に取ることが増えました。

スペースが限定的なので、次の本を入れられるように早く読んで場所を空けようという意識もちょっと働きます。つまりは積読の消化がはかどる。

ちなみに左端の本は自己啓発本の中でも名著中の名著と呼ばれるD・カーネギーの「人を動かす」愛蔵版です。中学生の頃に箱入りで父から贈られた高級本。

何度も読み返したいからここに置いている、わけではなく、当時から今に至るまで未だに通読できておりません。ここに置いときゃ読めそうな気がしないでもない。

長年積読のまま引っ越しのたびに新しい家に並べ直している代物で、ずっと気にして意識の片隅にあるという意味で今の俺を形作った要素のひとつではあります。すまん父。 

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常駐する場所が変わっても箱ごと簡単に移動できます。机の上とか寝室とか。

Helinoxの椅子は軽いので、窓際の日当たりがいい場所や、ダウンライトの直下に移動して本を読むときに時々使ってます。

まあ、その場合は普通に読んでる本を手に持って移動するので、こんな風に箱ごと移動させたりはしませんが。この画像は何か「ていねいな暮らし」的なしゃらくせえ写真が撮れないかと試みて失敗しているだけです。 

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あと、横になったまま本を読んでいてウトウトしてきたらメガネを置いて眠れます。目覚めたらいい角度で置かれてたので撮りました。スマホとかも置きます。便利です。

「置き場」を用意するのって大事ですね。 

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作り方は説明するまでもないと思うんで、サイズの参考に。縦270mmで大判単行本がいい感じに入ります。1x6材だと奥行きはだいたい140mmぐらいです。もっと深いのがほしければ1x8材でも。

1x6なら6ft(1820mm)で800円とかそんなもん。ホームセンターでカットまでしてもらえば、ドライバーでネジ止めするだけでも作れます。できればドリルで下穴ぐらいは開けることを推奨しますが。

あとは100円ショップで紙やすりを買ってヤスリがけだけはして、塗装はやりたきゃやりましょう。 

思いつきで作ったこのミニマム本棚、思ったよりも便利だったので記事にしましたが、利便性は別にしても「今読んでる本」「これから読む本」が視覚化されるだけで結構楽しいです。

たまに写真に撮って、後でその変遷を眺めるのも面白いかもしれません。その時々の精神状態とかが表れそうなので。