チャリとボドゲと映画の家を建てた

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 かねてより計画中だった家が昨年末に完成しまして、2020年1月中旬から住み始めました。引越しの荷物もそこそこ片付いて来たので、家の事をぼちぼち書いていこうと思うのですが。  

 上の記事で

そもそも一生住む気はないので5~10年ぐらいで転居したくなったときに売りやすい or 貸せる物件

 とか書いてんじゃないですか俺。無理だったよ。

 売りやすい家とは要するに戸建て購入者のボリュームゾーン、つまりは子育てファミリーのニーズに合わせた物件ということになりがちで。うちみたいな狭小地でそれをやると「1階に駐車スペース、風呂、納戸、2階が全部LDK、3階に小さい部屋を無理やり2、3個作って3LDK+Sでございます」みたいなのが出来上がっちゃうのね。

狭小3階建て 間取り」とかで検索するとよく分かるんですが、実際建売の間取りを見ると大体そんなんで、それが「売れる」作りだということがよく分かります。

 うちは俺と嫁さんの二人しか住まないので小さい部屋がいくつもあっても仕方ないし、そもそも車持ってないし、商業地だから3階建てにすると耐火仕様にする必要があってコストが跳ね上がるし。

 いつか売ることを見据えて建売みたいな家に住むんだったら建売買えばいいじゃん、って話だし、わざわざ注文住宅建てるんだから自分の欲望に忠実になったほうがいいよね、と早々に方針転換しました。

 結果、趣味に全振りした大変ピーキーな家が完成してしまったので、せめて遊び尽くすことで元を取るしかねーや、という状況です。とはいえ個人的には「住める趣味の道具」を作ったようなもんなので、10年も楽しめれば十分割安だと言えるでしょう。そしておそらく10年は余裕で遊べる。

 そんなわけで、以下は俺の新しい玩具自慢です。

1階

 自転車を趣味とするなら、安全な保管場所として土間が絶対欲しい。

 うちは建坪が10坪(20畳)強しかないのだけど、そのうち8畳近くを玄関土間に使ってる。

 ばかなのかな?(はい)

 家を建てるにあたって、都合6社にプランニングを頼んだんですが、「でっかい土間が欲しいです」と言うと大抵が玄関に3~4畳ぐらいとった間取りを出してくるんですよね。

 狭小地だからそんなもんよねと考えていたところに、今回依頼した建築士のM先生だけが1階の4割が玄関になってる図面を持ってきたもんだから、ここだけ時空が歪んでんのかな? って思ったよね。

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 でも実際、自転車大小合わせて6台置いて、メンテナンススペースも確保するとなったらそのぐらいの広さが理にかなってる。「自転車をこう置くとしたら……」と言った具合にちゃんと実際の細かい利用シーンを想定して理詰めで設計してくれる方だったので、図面を見たその日のうちに依頼決定したという経緯があります。

 こちらが思いのままに言い募った要望を最初から全部拾って10坪の2階建てに盛り込んできて、他社と比べてみてもプランの解像度が飛び抜けていたのでした。

 普通の設計士は「家の中で自転車を転回させるための必要幅」とか考慮しないと思うわ。

自転車置場

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 入って正面、階段下に自転車壁掛け。上までガッツリ下地を入れてもらっているので、配置を変えたり棚を付けたりできます。  

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 階段はスケルトンなので、なんとなく自転車の様子を眺めながら上に登ることができる。 

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 照明はオーデリックのOS 047 254。「ロードバイクを意識したクイックリリース機構による操作」って自転車部屋の照明にするためにあるようなモンでしょう。 

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 ダクトレールでめっちゃ吊るしてる。

土間スペース

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 コンクリ土間。

 自転車のメンテだけでなく、DIYにも使える広さ。実際やってみて分かったけれど、室内でのDIYは電動工具の音を気にしなくていいし、暑くなく、寒くなく、さらに日が落ちても作業できるからかなりイイです。

 低い位置に換気扇をつけて、パーツクリーナーや塗料の有機溶剤の排気もばっちり。

入り口

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 自転車のメンテで手が汚れるから、入り口に洗面台を付けたいというトンチキな要望にもM先生はしっかり対応してくれた上に、なんか金属製のカッコいいボウルを提案してくれました。

 ボウルっていうか薄い箱。

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 あと玄関ドアは引き戸にして自転車の出し入れがしやすいように。ドアの外側にもちょっと面白い仕込みがあるんだけど、家バレは嫌なので外見に関わる情報は割愛。

シューズラック

 上がり框の正面からすぐ、1mほどの上り階段。その横に靴用の棚を付けてもらうことになっていて、具体的な形状などは打ち合わせていなかったのだけど、気づいたら大工さんが頑張って天井まで届くやつを作ってくれてた。

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 こんなん笑うわ。ありがとうございます。

 中にコンセントも仕込み済。ハンディ掃除機とかインターホン子機の充電用。

床下収納

 床下収納。キッチンとか洗面所の水回り下によくありますよね。 

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 うちも作りました。6畳ほど。

 M先生はちょくちょく加減というものを忘れるのでホント最高です。

 一般的な床下収納のように蓋を開けて上からアクセスするのではなく、土間から直接入れる。

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 収納としては作っていないけれど、配管スペースにも荷物は置けるんで、それも合わせると床下収納だけで10畳ぐらい。狭小住宅なのにちょっとしたワンルーム物件並みの床面積が全て物置に。これ俺が知ってる床下収納と違う。

 ちょっと屈めば入れる天井高。ロフトと一緒で1.4mを超えなければフロアとは見なされずただの床下扱いとなるので、建築ルールの緩い2階建てのまま大量の収納が確保できます。

 土間を大きく取れたカラクリがこの床下。扇風機やら客用布団やら、常時使用しないものは全部ここに突っ込んでしまえばいいので、居室の収納が少なくて済む。その分を土間に割り当てた形です。

 石膏ボードや配線・配管・断熱材むき出しのスペースだから、逆に気兼ねなく雑多な物置として使えるというのも魅力。

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 土間から引き戸を開けてすぐに冷蔵庫。自転車いじりやDIYで土間は居室並みに滞在時間が長くなるので飲み物とか入れてます。

 ところでこの家、断熱材には防音性能に定評のあるセルロースファイバーを使っています。加えて、この床下は音漏れの原因になる窓がない。つまり防音室として使えます。(それを想定して床下用の換気扇も防音仕様)

 スピーカーを持ち込んで検証してみましたが、ちょっとやそっとの音響じゃ家の外には届きません。隣近所に迷惑をかける可能性はほぼゼロと言っていいでしょう。

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 なのでテレビを置きました。

 今は亡きPS Vita TVでJoysoundにつないでカラオケをセットアップ。実際のところ、外出時の時間つぶし以外の理由でカラオケに行くことなんてほとんどないのだけれど、自宅で大声で歌えるのならばストレス発散に使えそうだなと。

 あとは絶叫しながらゲーム実況とかできますね。しないけど。

洗面脱衣所

 浴室前の洗濯機とか洗面台を置く場所でもありますが、ここはトータル4畳とやや広めにとっています。

 これまでずっと賃貸マンション暮らしだったので、今回の転居で住居が突然上下に長くなったわけです。そんな中、1階の洗濯物を2階のバルコニーまで干しに行くのは絶対ダルくて嫌になると思ったので、いっそ脱衣所で全て完結するようにと部屋干しハンガーとごっつい除湿機を用意。

 で、バルコニーはなくしました。その面積は居室に充てる。

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 1Fのトイレは仕切りなしで脱衣所に設置。ここは基本的に朝イチか夜中に目覚めて用を足すためのものなので、他の人がいるときには使わない前提で個室にしていません。これで少しでもスペースを稼ぐという涙ぐましい努力。

 ちなみに手前に写っているのは嫁さんのペットのカメ水槽です。 

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 物干し竿をかけるのは、nastaのAirHoop。間違いなく付けっぱなしになるので、この手の商品の中で一番見た目がスッキリしたものを選びました。ワイヤーで上げ下げするタイプの商品も同様の理由で不採用。(どうせ面倒で上げない)

 最短の動線で洗濯・乾燥・取り込みまで可能。天気や湿度に関係なくその日のうちにカラッカラに乾くので、3日分も服があれば完全にローテできるようになってしまいました。流石にそれだけで回していると痛むのが早そうだからもう少しは服を持つけれど、それでもクローゼットの中が結構圧縮できるのが嬉しい。

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 欲を言えば洗濯物を大量に干しても邪魔にならないぐらいの広さがあれば良かったのだけれど、それは狭小住宅ゆえの割り切りで諦めました。朝は暖簾のようにハンガーをずらして洗面台にアクセスします。

 一応、狭い分だけ除湿が早いというメリットもあります。

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 あとは毛布などの大物用として、土間に屋外用の物干しアームも付けています。

寝室

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 ベッドは面積を食うので和室にして、布団は二組並べられればそれでいいやとギリギリまで狭くしていますが、かえって落ち着いて眠れる部屋になりました。

 掛け布団がずれ落ちたりしないし、狭いと床のほとんどが敷布団って感じになるので、どこに転がっても布団、という謎の広さ感(錯覚)が発生します。敷布団だけ三組敷いて本当に床全てを布団にしてしまっても良いかもしれない。

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 収納はクローゼットサイズ。奥行きがないので押入れのように布団は入りませんが、吊り(下部を開放)にしてもらっているので下に置けます。

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 引き戸を開放すればそのまま高天井の土間スペースにつながるので、閉塞感もありません。

2階

リビング

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 2階はLDKとかロフトとか。建具による切り分けは全くしていないので、この家で独立した居室と呼べるのは寝室のみ。なので2階建てのくせに1LDKです。

 天井が高いぶん部屋の容積がでかいんで暖房効率が心配でしたが、断熱がしっかりしているので特に問題ありませんでした。シーリングファンもちゃんと仕事してる。

ボードゲーム棚

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「チャリとボドゲと映画の家」のボドゲ部分。短辺側の壁の大部分を占めるでっかいオープン棚を造作で作ってもらいました。ピシッと壁と一体化する、大工さんのいい仕事。

「ボードゲームは部屋のインテリアとして考えます」とM先生。「ボードゲームがいっぱいあるんです」って言っただけなのに、こういうのを設計に組み込んでくれるM先生はホント最高ですね。(2回目)

 家を建てようと考える前、転居したら同じ家賃の部屋には絶対収まらないと思って1/3ぐらい処分してしまったのが惜しまれる。

 まあどうせすぐ増えます。それまではテキトーに本やCDでも入れておこう。

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 こういう正方形の棚を作ってもらうにあたって、棚一つの開口サイズはIKEAか無印の規格に揃えてくださいとお願いしました。どちらもインサートボックスの類が豊富なので。

 結果、無印の37.5cm平方が部屋のサイズにちょうどだったのでそうなってます。チェストがまるであつらえたかのようにピッタリ。(あつらえたんだけど)

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 一番上の棚は規格外の大箱でも縦に入るようにサイズを確保してもらいました。最初は梁が今より少しだけ低くて入らなかったのですよね。

 こんな細かい話で図面を引き直してもらって申し訳なかったのだけど、やってもらってよかった。バカみたいな巨大ボックスのクトゥルフウォーズですらすっぽり。

ルンバ場(るんばば)

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 ルンバの帰る家として、床と地続きの棚を作ってもらいました。

 上の棚にもコンセントを仕込んで、諸々充電する場所として使用。物が増えたら中にラックを置いてもいいかもしれない。

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 内装は白が基調の家ですが、ここの外開きの大窓だけは黒枠に。コンクリ調のアクセントクロスと相まって、ビジュアルが引き締まる。

 さっきも書いたように、この家はバルコニーがないので、この窓を全開にして踏み出すと普通に転落死できます。なのでステンレスヘアラインのハンガーパイプ3本でガード。

 一応、階段から上げられないような大物家具の搬入用にパイプは外すこともできますが、あんまりその必要がないようにはしたいもんですね。怖いから。

ダイニングテーブル

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 コタツは処分して、テーブルメインの生活に変えました。椅子のほうがボードゲームがやりやすいから、というだけの理由です。胡座で長時間ゲームやってると足痛くなってくるんだよね。

 このテーブル、IKEA最安クラスのパイン材のやつに自分でワックス塗装しただけなんですが、いい感じの枯れた風合いが簡単に出て気に入ってます。安価なだけに作りが超絶シンプルなのも好み。

 下手に安いテーブルを買うと安っぽいプリント合板丸出しで良くないのですが、安さも突き抜けると材料が無塗装の無垢集成材になるので、ちゃんと木の質感が出たものになります。8990円だよこれ。お買い得にも程がある。

 そのままだと水や汚れが染み込んでしまうので、自分で塗装してコーティングできるならおすすめ。

収納

 ボードゲームのような見せる収納はいいとして、掃除用具のように頻繁に出し入れするものを如何に雑多にならないように収納するかは大きな課題でした。

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【答え】雑多にものを突っ込んでも見えない場所を作る。

 リビングを0.5間だけ狭めて、壁の裏に細長いスペースを作ってもらいました。コートやかばん、来客用の椅子や掃除機、踏み台、エトセトラエトセトラ。これらを入れる収納家具が不要になるので、リビングがだいぶスッキリします。

 足の踏み場もないように見えますが、かかっているコートをずらすだけで案外楽に奥のものも出し入れできます。

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 そしてどうやったって醜くなるネットワークおよびAV機器の配線もガッチャガチャのまま全部ここ。光回線はここから引き込んで、家の各所に有線で引っ張っています。

 さっきの充電スペースもそうですが、配線系は徹底して隠すというのが個人的コンセプト。整理ができないなら見えなくしとけばいいじゃない。 

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  ここは棚の前にスリットを入れてもらって、機器は居室側からでも操作できるように。テレビはもうほとんど見ないし、場所を取る、ケーブルは絡む、埃はたまる、と良いことがないので、ゲーム機やChromecastのモニターは全てプロジェクターに集約。

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 投射面の壁紙はプロジェクター用のテクスチャーがきめ細かいやつを貼ってます。音声はBluetoothでサウンドバーに飛ばす。

 映画はNetflixとAmazonプライムで見放題。地上波TVはそもそもアンテナを付けてません。毎週録画していたタモリ倶楽部が観られないのは残念だけど、配線だけはしてあるので観たくなったらアンテナ買います。

ロフト

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 普通ロフトの転落防止には柵とか手すりを付けると思うんですが、うちはカウンターにしてます。

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 そんでロフトの縁に腰掛ければシアター2階席の出来上がり。カウンターには菓子や飲み物を置いてもいいし、スマホを置いていじったり、ノートパソコンで作業しながらのながら観もできます。

 小さい子供は転落必至なのでロフトには上げらんないですけどね。そういう意味でも子育てファミリーに売ってはいけない家が出来てしまいました。完全自分仕様だと普通はケアされる部分をガン無視できるので死ぬほど楽しいです。

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 LED一体型照明が全盛の昨今、バリエーションが少なくて苦労したのですが、リビングとロフトの照明は全て電球タイプのダウンライトとスポットライトで構成しています。

 それらのランプをHUEに置き換えることで、Googlehomeによる音声一括制御を実現。リビングからでもロフトからでも全ての照明を調光できる。ついでにプロジェクターもNature Remo miniで制御しているので、どこからでも映画を観るためのセットアップができます。

 1Fも含め、こんなにスポットライトだらけの家もなかなかないと思うんですが、ビジュアル的にも結構面白い仕上がりになったと思います。

デスク

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 ロフトの隅に個人用の引きこもりスペース。

 以前使っていたバカ向けサイズのミーティングテーブルは重たいので処分しました。まっすぐ立てないロフト内では移動させたいときに苦労しそうなので。

 IKEAで天板2枚と脚・キャビネットをバラ買いして、スペースにぴったりはまるサイズのさらにでかい机作ったった。IKEAのLINNMONという天板はコア材がハニカム構造の紙なんで、これだけでかい天板でも一人で簡単に運べる程度の重さです。ダイニングテーブルもいい感じだし、IKEA様様だね。

 ロフトの天井高140cmが居住性にどう影響するかは気になっていたのですが、俺はそんなに背が高い方ではない(171cm)ので着席して机上で作業するぶんには全く問題ありませんでした。むしろ隅っこに上下左右隙間なく入り込む感じが心地よく引きこもり気分を盛り上げます。押入れの中に秘密基地を作る感じというか。

 あと、この真下にはキッチン直結の嫁さん用個人スペースがあって、嫁さんはそこで勉強したりザクのプラモを組み上げたりするのですが、人の部屋なので写真は自粛。

2019年買ってよかったもの

 家。

  • 自転車置き場とメンテナンススペース
  • ボードゲーム収納とプレイスペース
  • プロジェクターで快適に映画が観られる環境
  • 十分な収納
  • 俺と嫁さんの個人用スペース
  • ケーブルがのたくらない居住空間
  • 家電・照明の一括IoT制御

 欲しかったものは全て盛り込んで、必要十分以上の機能を持った家を作ることができました。よく「家は3回作ってようやく満足のいくものが出来上がる」と言いますが、いまのところ不満らしい不満も見あたらず、快適そのものです。一発でできちゃったよ、満足いく家。

 とはいえ、何度も打ち合わせを繰り返しながら設計をアップデートしてもらうのはこの上なく楽しい作業だったので、できるものなら将来的にもう一度ぐらいは家を作ってみたいもんです。M先生的にはだいぶ面倒な客だったと思いますが、言ったことを本当に全部拾ってくれて感謝しかありません。というか、そんな風に何度も打ち合わせをしてくれたから満足できる家ができたんだろうな。

 ちょっと家の中が楽しすぎて出不精が加速しているのですが、せっかく建てた家を使い倒すという意味では良い傾向です。家の中にこもって何をしているのかといえば、棚を作ったり、ツールワゴンを作ったり、Google Nest Hub Maxを買っていじってみたりと、家をさらにアップグレードさせる作業だったりするのですが、それはまたいずれ。

 面白いぞ、家。