エナージェルの1.0mmが良い

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どうも、ぶっといボールペン愛好家です。

昔からボールペンはボール径が大きいものを好んで使います。線が太いとなんとなく字の汚さがやわらぐ気がするからです。

なので、ボールペンは1.0mm径のものをよく使っているのですが、最近買ったぺんてるのエナージェルがいたく気に入ったのでその話をします。

エナージェルの1.0mmはまあとにかく線が強い。ボールペンとしては破格に太いし黒い。書き味を売りにしたボールペンとしては三菱鉛筆のジェットストリームが一番メジャーだと思うのですが、同じ1.0mm同士を比べてもその違いは明らか。

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エナージェルはアホかってほどインクがドッパドッパ出るので書きだしから掠れることがありません。ジェットストリームも流石に貫禄の滑らかさなのですが、やはり油性インクは粘度が高いので、まとまりが良いぶん線は細いし、掠れもちょっと出る。

一方のエナージェルはペン先がもたつくとインク溜まりが出来たりするので一長一短というところですが、いずれにせよ些細な問題なので好みで選べばいいやつです。

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なので俺はエナージェルを選びます。

色々試し書きをしましたが、油性インクだと1.6mm径のボールでもこうはなりません。試した中で唯一同じような線が引けたのは同じくゲルインクのユニボール シグノ 太字だけでしたが、これはキャップ付きのペンなので、気軽さの点でノック式のエナージェルの方に軍配が上がります。

個人的にはこの線の視認性の良さが嬉しい。

写真で使っているのはちょっとしたメモ用に買ったロディアのメモパッド。方眼罫が濃すぎて文字が見づらく感じたので別にドット方眼のものを買いなおして使っていたのですが、この線の強さはロディアの方眼にも全然負けていません。

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比較するならもはやボールペンよりもサインペンや油性マーカー寄りで、線の太さや濃さで言えばマッキーの極細に近い。 

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しかし、裏写りの違いは歴然。次の紙にまで写っちゃいますからメモパッドではあまり油性マーカーは使いませんが、エナージェルなら余裕でぶっとい線が書けます。

また、滲まない分だけ若干ですが、線そのものもシャキッとエッジが立って、見やすいように感じます。

そして書き味は雲泥の差。大きいボールとゲルインクの恩恵か、なめらかで振動をほとんど感じません。俺はマーカーのカスカスとした感触やキュキュッという摩擦音が苦手なので本当にありがたい。

ラミーの記事でも書きましたが、インクを「擦りつけている」のではなく、「流しこんでいる」という感覚になるペンです。

滲まず、掠れず、抵抗なくこの太さの線がスイスイ引けるというのは面白い感覚で、何で俺はいままでこのペンを使ってこなかったんだ、とすら思います。(店頭でも目立たないところに置かれてる気がする)

これはデスク上に常備して、大きな文字でなぐり書きをするようなメモに使いたいですね。字が小さめになりがちな野帳には向かない気がするので、そちらは変わらずラミーで。ちなみに上の記事のときに買ったラミー、まだ使ってます。コスパ良すぎ。