ポッドキャストを始めて1年が過ぎました

夫がオオアリクイに殺された感じになってますが、上記の記事からだいたい1年です。正確には1年と1か月ぐらい。

これが鑑賞記録としてとても楽、かつ楽しいもんで、このブログには全く映画の感想を書かなくなってしまいました。

あとちょっといいマイクまで買ってしまいました。

基本、嫁さんと一緒に観た映画の感想を喋ってるだけ。そもそもが未見の人に面白さを伝えようと思っていないので、ただの言いっぱなし。ブログと違ってネタバレ回避だとか内容の推敲だとかしてないし、できません。ほんと楽。

2022/11/05 現在のエピソード数は74、主要なサイトにおける購読者数はSpotifyが140、Apple Podcastが72、Google Podcastが21。重複を考えてもだいたい200人ぐらいの人が定期的に聴こうとしてくれてるようです。

多いか少ないかで言うと少ないんですが、素人の駄話にこれだけ視聴者がついてりゃ十分だと思います。

「こんな素人ポッドキャストを聴く物好きが200人も!」みたいなことを言う気はなくて、需要はささやかながらあるのだと理解しています。

だって俺も知らない人の映画感想ポッドキャスト聴いてるもの。

何かに対する感想をポッドキャスト化することの良い点って、クソどうでもいい部分に対する素の感想が残ることだと思います。自他問わず。

思考は文章化する時点で要約されてしまいますから、とりとめもない会話からでないと拾えないような細かい情報と言うのは確かにあって、文章で読むのとは違った楽しみがあります。声のトーンからでないと分からない気持ちの入り方というものもありますし。

公開するにあたって気を付けていることがいくつか。

さっさと本題に入る

映画のタイトルで検索してくる人は知らん人(俺)の挨拶とか近況とかどうでもいいと思うので、一言目から映画の感想で始めるようにしています。

映画の背景だとか、監督だとかの説明も基本的にしない。調べればわかる事だし、元よりその映画を観てない人には何言ってんだか分からないことしか喋ってないので。

できるだけゆっくり喋る

誰だかもわからんオタク(俺)が早口でまくし立ててると気持ち悪いからです。

可能なかぎりは落ち着いて喋ろうとしていますが、やっぱり面白かった部分を喋ろうとすると熱が入ってしまってどんどん早口になっており、我ながら気持ち悪いです。

できるだけ気を付けたいと思ってはいます。

気のきいたことを言おうとしない

大して面白くない人(俺)が面白いことを言おうとしても大体失敗するからです。できるだけフラットに思ったことだけを喋るように心がけています。

自分がよそのポッドキャストを聴く側に回った場合を思えば、映画自体が面白ければ大抵の意見は面白く拝聴できるので、下手なサービス精神は発揮しないに限ります。

細かいことでもとりあえず言っとく

これはさっきも書いた通り、鑑賞直後の細かい感想を残したくてポッドキャストをやっているし、他人の細かい感想を聴きたくてポッドキャストを聴いているからです。

俺、『マリグナント』の感想「妹が車を停める位置が崖ギリギリすぎる」と、映画の内容からしたらものすごくどうでもいいことを言っているんですが、他のポッドキャストを聴いていたら同じことを言っている人がいてめちゃめちゃ共感したんですよね。

「そうそう! それ俺もそう思った!」となるのが他人の感想を読み聞きする醍醐味のひとつですし、それは細かければ細かい程よい。

大抵そういった部分は文章化するとそぎ落とされてしまう(めんどくさいから)ので、駄話ポッドキャストの出番となるわけです。

ひょっとしたらどこかに「『G.I.ジョー』のイ・ビョンホンめっちゃ白い」とか「『ジャッリカットゥ』で牛の足がぐねる瞬間がクローズアップされるのクソ笑う」とかに激しく首肯している人がいるかもしれないと思うととても楽しくなってきます。

音声での鑑賞記録、思っていたよりもずっとハードルが低く、作ってしまえば「ながら」で聴けて楽しいということがわかったので続いております。

ポッドキャストとして公開するために聴き苦しい部分は削って編集するので、あとで自分で聴き返す際のストレスが減るのも良いところ。

いわゆる「読書ノート」や「映画ノート」を音声でやっているようなものですが、より生っぽくてくだらない内容が残るのでおすすめです。