ポッドキャストを始めたら、ほとんど誰も聞いてないのに既に楽しい

f:id:baumkuchen:20211009161017p:plain

最近嫁さんがポッドキャストをよく聴いていて、その影響で俺も聞く(「聴く」ではない)ようになりました。

芸能人やアナウンサーのちゃんとしたラジオもあれば、個人がただ雑談してるだけの番組も多いんですが、作業しながら聞くには丁度いいんですよね。

俺、Youtuberの動画がどうにも苦手でして。解説動画を見るぐらいなら字で読んだほうが早いと思ってしまうタイプの人間ですし、出演者が必要以上にテンションあげてはしゃいでたりするともう辛い。

それに動画は時間を割いてちゃんと観ていないと情報を拾いそこねてしまいますが、その点ポッドキャストは「ながら」でいいのが性に合います。

何よりYoutubeと違って個人が収益化する手段がほとんど無いので、現時点でわざわざ配信している個人は「ただ好きでやってます」って感じで不快になることが少ないんですよね。金にならなきゃ「迷惑系」の配信者なんて発生しようもないですし。

で、こんなんで良いなら俺もやれるな、と配信を始めた次第。

映画の感想をふたりでダラダラ喋るやつ

サムネは嫁さんが10分ぐらいで描いてます。

説明も何もなく本当に感想を言ってるだけなので、お題の映画を観てないと聞いても意味がわからなかったり酷いネタバレを食らうという、対象が狭すぎる配信。

もともと俺は嫁さんと映画鑑賞後の会話を録音して後で聴き返したりしていたのですが、それの雑音や無言の部分を切ってアップロードするだけです。

配信に使っているのはSpotifyのAnchorというアプリ。

Anchor – ポッドキャストを作成

Anchor – ポッドキャストを作成

  • Spotify Ltd.
  • ニュース
  • 無料

音声ファイルだけ用意すれば拍子抜けするぐらい簡単に配信がスタートできます。

調べればやり方はいくらでも出てくるので詳細は割愛しますが、自分の適当な配信がSpotifyやApple podcast、Amazon musicといったメジャープラットフォームに紛れこんでいるのを見るのはそれだけで楽しいです。こんなふうに。

そして誰が聞くんだよこんなの、というと俺と嫁さんが自分で聞きます。

どんな趣味でも後から面白かったところを語り合う、あるいはつまらなかったところを腐し合うというのは趣味そのものと同じぐらい楽しい部分だと思うのですが、それを追体験できるんですよね。

何を話したか覚えていても、聞き返すとその時の空気が蘇ってきて全然楽しい。オチまで分かってても落語が面白いのと同じで、むしろ内容が分かってる俺自身が一番楽しく聞けると思います。

考えてみるとこれはGoogleフォトなんかの共有スペースに撮った写真をアップする感覚に近いですね。その場にいた人と、楽しかった記憶を画像の代わりに音声でシェアするという。

自分たちで聞くためといいつつ、一般公開もしてここにURLも載せてるわけですが、これはブログに感想を書いて公開するのと一緒で、あわよくば同じ部分に共鳴する「同類」がそのうち見つからないかという期待を込めています。

実際、こんな「狭い」配信でも聞いてくれる人が少しはいて、それも嬉しいですね。

 

こんな感じで、ただの雑談を配信するだけでも「自分だけは」とても楽しいので、趣味の会話をよくする人は仲間内にシェアするつもりでとりあえず配信してみても面白いと思います。

簡単だし、HTMLを手打ちしてた個人サイト黎明期みたいな感じがあって楽しいですよ。「テキストサイト」という言葉すらなかった頃の。(一部のインターネット老人にしか伝わらない例え)