ただ、飯を食うために大阪へ 2018

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 大阪に飯食いに行ってきました。

 前回の大阪行きは知ってる店をめぐるだけで終わってしまったので、今回は大阪駅の再開発でできた新しい店に行ってみようかなと。

 ていうかバルチカにはしご酒をしに行きました。

1日目

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 前回、「一度行ってみたかった」などと書いた串カツの松葉がバルチカで普通に新装開店してたので入る。

 というか、バルチカがいつの間にか3倍ぐらいに拡大されてて笑う。昼飲みに寛容な大阪の気質に合っていたのだろうね。人気店の支店も多いし、そりゃ繁盛しようというもの。

 なお、言うまでもないですがこの辺はだいたい真っ昼間の写真です。

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 まだホテルにチェックインもしておらず、手荷物が多かったのでテーブル席を選んだのだけれど、梅田改札前にあった旧店舗の雰囲気を味わいたかったのだからカウンターにしておけばよかった。

 

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 というのもこの店、基本的にはカウンター前に山積みになってる串を好きなようにとって、最後に串の種類と本数で会計するシステムなので。

 テーブル席は注文して持ってきてもらう形になるので、かならず揚げたてになるメリットはあるものの、リアルタイムで選ぶ楽しみには代えられず。

 

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 カウンターなら待ち時間もないし、気分に合わせて自由に飲むにはもってこい。どうせまた来るんだから次はカウンターに付こうと誓った。

 ここは具材もさることながら、衣がしっかりしててうまかった。間に挟むキャベツもかなりおいしくて、交互にやることで無限に食える。

 あとからし醤油で食うのもうまいもんですね。


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 間髪入れず、行列のできていた海鮮が安いだけの店とやらへはしご。さっと飲んで出るスタイルの人が多いので行列しててもすぐ入れる。

 

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 地酒がやっすいの素晴らしいね。

 

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 昼から呑める人生は素晴らしい。俺は昼酒を飲むたびに同じことを言っているので、力強く頷かざるを得ない。インスタ云々のスベり具合は見なかったことにする。

 

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 刺し盛り。

 

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 酒。醴泉(れいせん)って飲んだことなかったのでそれを。

 

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 鯛アラと豆腐を蒸した名物料理。って書いてあった。良いダシが出ているので日本酒のアテにぴったり。

 やってるうちにチェックインの15時になったので店を出る。

 

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 休憩しつつ、NETFLIXで時間をつぶす。今はどこのホテルも無料wifiが当たり前で便利になったもんよね。

 

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 たいていの夜営業の店が開店する17:30ごろ部屋を出て天満方面へ。かの有名なヨドバシ橋(よどばしばし)を初めて見た。前来たときはまだなかったので。

 

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 天五中崎通商店街を経て、天満市場へ。

 

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 上海食亭ふたたび。

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 いつきても赤い。この工事現場みたいな電球カバーとかたまらん。

 前に来たときは前日の飯が重すぎてそんなに飲み食いできなかったので、今回は初日に。つっても昼だけで既に二軒はしごしてんだけどね。

 

f:id:baumkuchen:20180326005626j:plain 名物ニラ饅頭。対ビール最強ウェポン。

 

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 メンマと唐辛子を炒めたやつ。辛い。うまい。安い。

 

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 小籠包。ニラ饅頭の餡のうまさを考えれば当然だけれどこれも美味。小籠包ってすぐ無くなっちゃうのが悲しくて普段はあんまり注文しないので、他と比べてどうかは分からないけど。

 

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 中華ちまき。肉がガッツリ入ってて食べ応え抜群。

 以上、初日はここまで。帰って寝る。

2日目

 嫁さんが道具屋筋で鉄瓶を見たいというので御堂筋線でなんばへ。彼女の希望で、こちらにオープンしたばかりという「飲む生クリーム」の店へ。

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 飲む生クリームって要するにホイップしていないだけなのでは。

 

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 なんかいろいろ買って近くの公園で食う。ソフトクリームと固いクリームと緩いクリームと飲むクリームと。同時に食うと分かるが全部味が違って面白い。

 俺の知る限り、大抵の男は生クリーム好きです。でもまあ、一人ひとつでいいよね。朝食代わりに地獄めいた量の糖分と乳脂肪分を摂取してしまった。

 

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 んで、道具屋筋。

 

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 合羽橋に比べると商店街自体の規模はだいぶ小さいものの、ひとつひとつの店舗は十分すぎるほどの大きさで、かつ個人で買い物しやすい雰囲気。商人の街らしいフレンドリーさというか「素人お断り」感が薄い気がする。

 

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 特にこの「ゑびすや金物」さんの店内はちょっとしたエンターテインメントですらある。

 

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 特に小ぎれいというわけでもないし、調理機械の展示品なんかはいつから置いてあるんだよって感じで錆が浮いてたりするのだけれども、そんなことがまったく気にならなくなるほどの圧倒的物量。雑多で飲食に特化したホームセンターって感じ。

 

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 お好み焼きテーブルとか。

 

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 わたあめ機。

 

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 売りもんだかなんだかわからない看板。

 

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 地下へ誘う階段の前では、人感センサーで「階段気を付けて」とか「トイレがきれいになったよ」とか、独特のイントネーションのアナウンスが流れる。好き。

 

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 この昭和な感じの看板もたまらん。一瞬ひなびた観光地の飲食コーナーかと勘違いする味わい。

 

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 地下は食器がメイン。平日昼間のこのフロアは恐ろしい程無音で、そういうダンジョンに迷い込んだのかと一瞬錯覚するほど。

  

 昼飯時になったので道頓堀の方へ歩いていく。ミナミはほとんど分からないので適当。

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 道中、実にイイ感じのビルと看板。

 

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  周りを見渡せば「鳥よしグループ」の店が建ち並ぶ。いわゆるキャバレーというやつ。俺はこういう時間が止まったような佇まいの建物を眺めるのが好きでね。

 これは廃屋趣味とはまた別で、今も生きてる現役の建物だからこそ、なんかいい。

 

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 で、昼飯。

 梅田は讃岐うどん激戦区でいろいろ食って回ってるんだけど、そういや讃岐じゃない大阪のうどんって食ったことないなと思い、適当に検索した有名店に行ってみる。

 関西圏の人が関東のうどんやそばを敬遠するのが何となくわかるお上品なだし。上品とはいえしっかりうまみを主張する強さもあり、一方で七味をちょっと振るだけでガラッと味の変わる繊細さもある。

 なるほど、確かにこれはうまい。ただし、きつねうどん一杯で810円は高いと思っちゃうぐらいのうまさ。前日に暴飲してるし、朝は生クリームに殺されたのでこのくらいのあっさりした味がありがたくもあるんだけどね。

 

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 ちょっと歩いてづぼらやとかグリコの看板を撮って帰る。ミナミはこの辺適当に撮るだけで大阪になるからずるいなあと思う。

 

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 せっかくなんばまで来たので、ついでに天王寺まで足を延ばしてあべのハルカスの展望台に登ってみる。そして高いところは苦手だと登ってから思い出す。

 

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 高いところの写真をミニチュア加工する病。まがりなりにも展望台のついている通天閣がオモチャに見えるぐらいには高い。

 

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 ここで酒を飲んだらさぞかし楽しかろうと注文するも、なんとも上級者向けの味(婉曲表現)でこれ以上飲めなかった。白はミシン油と言われても信じる。

 以上、観光らしきこと終わり。

 

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 夜はまたバルチカで。まずは海老料理専門店。

「YAESU」とあるように東京にも店舗があるらしく、行こうと思えば普段から行けるんだけど、バルチカ店はやっぱり飲み歩き前提の造りというか、どの店も入口がオープンになっているので通りがかりに席が空いていたらフラッと入り、軽く飲んで出るという気安さがいい。

 

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 各席に備え付けのムキエビクッション。

 

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 メスシリンダー。生大とかハイボール大とか入れて出してくる。このあと他の店でも飲む気満々だったので俺は頼まなかったけど。

 

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 さらにスパークリングワインは朱塗りの盃や升で出すという出オチ酒場。見た目はアレだけど、ハルカスの飲めないワインの件もあって、このスパークリングワインは非常に美味しく感じた。というか嫁さんが「飲める……」と、すごい低い場所で感動していた。何事もあらかじめ閾値を下げておくことで人は幸せになれるのかもしれない。

 (誤解のないように書いておくと実際美味しいです)

 

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 海老とモッツァレラチーズのチリソース煮込みとバゲット。この画像、なんか冷めてるように見えません? 俺の写真が下手なんじゃなくて、実際こんなです。

 でも見た目に反して中は恐ろしいほど熱々で、アヒージョとエビチリの合いの子のような味に、意外としっかり形状を保ってるモッツァレラが絡まって異様にうまい。油だくだくのソースがうまいのでバゲットをつけたのも正解。

 

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 海老クリームコロッケ。でかいでかい。なんなの。これだけで腹いっぱいになってしまった。

 

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 河岸を変えて、紺の暖簾がまぶしい大衆居酒屋。

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 こういうお店なら日本酒一択。

 

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 皿に乗った居酒屋グラスもいいけれど、大きい蛇の目杯になみなみ注いでくれるのもいいよね。

 

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 刺し盛りならぬ肉盛り。のハーフ。だから多いって。なんかウニ乗ってるし。

 カウンター上には大皿料理なんかもあって、個人的にかなりワクワク度が高かったんだけど、どれにしようか迷ってるうちにこれが出てきてしまったので注文しそびれた。

 まだまだ全然飲めるが、嫁さんのギブアップで2日目終了。

3日目

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 最終日。ホテルをチェックアウトして、昼飯を食いに茶屋町方面へ歩く。古書のまちってこんなだっけかと思ったら。

 

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 なんか改装されて別世界になっとる。素人には逆に敷居が高くなったなあ。

 

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 大好きだった阪急三番街の間抜けな噴水もなくなり、イベントステージに。「かわいい水族館」も無くなったって話だし、うーむ。寂しい。

 

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 悲しみはうどんで拭おう。

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 何度見ても美しい。透き通る麺のとり天ぶっかけ温玉乗せ。

 恐ろしい程柔らかく、それなのにしっかり歯を押し返してくる弾力。まるで固形化した水を食べているかのような瑞々しさ。この他の何にも例えがたい食感が最高。

 おまけにトッピングのとり天もやたらとうまいので、来るたびにこれを頼んでしまい、いまだに他のメニューを食べたことがない。

 できるだけ行ったことのない店に行くのが今回の目標ではあったのだけど、だからといって梅田に滞在しながらこれを食べないという選択肢は俺にはなかった。

 

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 んで最後、腹ごなしに駅前をちょっとぶらついてから、三たびバルチカで新幹線の時間まで飲む。

 ここも見るたび行列ができてたのですが、さすがにランチも終わった平日の昼下がりにはすんなり入れる。それでも8割がた席が埋まってるんだから恐ろしい。

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 おすすめされてたブリだかカンパチだかの塩炙り。見ただけでおいしいと分かるやつ。

 

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 珍しく嫁さんがレモンサワーなんか頼んでいた。メニューで「極旨」と推されていたからとのことで、実際なんか妙に飲みやすくてうまい。何入ってんだろ。

 

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 名物料理、宮崎鶏のもも焼き。ブランド鶏に期待したが、ごめん、なんか普通。

 油は少なめで、でもパサパサしているわけでもなくさっぱり食べられるのはいいところ。ビールより焼酎の方がよかったかも。

 

 以上で今回の居酒屋めぐりは終了。さくっと新幹線で帰る。

飲み旅行のすすめ

 飲み歩くためだけに旅に出ることにはさまざまなメリットがあります。

メリット
  • 旅行の非日常感に加え、普段行かない店に行けるので飲むこと自体が楽しい
  • 休みなので昼酒上等。昼酒はそれ自体がちょう楽しいし、人気店にすぐ入れるのもよい
  • 飲食街の至近に宿をとることで安心してはしごができる。飲んで休憩して飲んで休憩して。飲み屋コンボは言うまでもなく楽しい

 つまり総じてクソ楽しい。感覚としてはコンビニや屋台で随時酒やつまみを買い足しながらする花見に近い。自主開催の祭りをしている気分。

デメリット
  • 日常に帰りたくなくなる(普通の旅行よりひどい)