新居で捗る生活雑貨

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 捗るぞ。というネットスラングの主語ぶん投げ感が好きです。

 仕事の都合で神奈川に引っ越しまして、必要に追われて買った諸々に何かと捗るものが多かったので紹介します。

 あとついでにブログも引っ越しました。

(前のブログはこちらです → http://machine.livedoor.biz/

人感センサーライト

 新居が無駄に広いんですよ。

 室内に自転車を置くという事もあって広めの部屋を探していたのは事実なんですが、今住んでるエリアは広い1LDKとか2LDKの賃貸があまり無いんですね。

 ある程度の広さを超えるとほぼ3LDKがデフォ。2LDKなら丁度いい平米数でも、わざわざ部屋を細かく区切ってるから一部屋が4畳半とか5畳とか狭い。子供部屋が欲しいファミリー向けなんでしょうね。まあ二人暮らしには使いづらいわけです。

 辿り着いた答えが「一部屋が広い3LDKに住む」。結果、折角都内から出たのに家賃は殆ど変わらず、床面積だけが20平米程増えました。ていうか4LDKになりました。何だろうこの0か100しかない感じ。

 当然廊下も長くて、玄関と合わせて照明が3箇所必要。それぞれにスイッチがあって面倒くさい。たかが照明スイッチのON/OFFが面倒くさいというのも大概な言い分ですが、間違えて点けたい照明と違うところが点灯しちゃうのって意外とストレスなんですよね。

 すぐ慣れる? そうだね。慣れる手間も面倒くさかったんですよ。「面倒くさい」は人類を発展させる偉大な感情だと思うの俺。

アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付mini 40w相当 昼白色 485lm LDA6N-H-S5

アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付mini 40w相当 昼白色 485lm LDA6N-H-S5

 

 で、この電球。先端が赤外線の温度センサーになってまして、人が通ると体温に反応して明かりが点きます。そしてセンサーに反応がなくなると3分で消える。 

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 幸いうちの照明はこういう天井埋め込みのダウンライトだったので使えましたが、カバーを被せるタイプの照明だとセンサーが塞がっちゃうので使えません。

 省電力・長寿命というLEDライト自体のメリットは言わずもがな。消し忘れがなくなる点や、夜中に寝ぼけてトイレに行く時でも勝手に点くというのも助かります。

 何より、手が塞がっていても明かりが点く。

 自転車乗りだ。自転車乗りこそはこの照明を買うべきだ。

 室内保管している自転車を担ぎ出すときに一切スイッチ類に手を伸ばさなくていい。突起部をクロスに引っ掛けたりとか、タイヤを壁にぶつけて汚したりしないように気を使っている所で手数が減るのは非常に有難いのです。

 調子に乗ってトイレの照明もこれに交換しましたが、これも大変いい調子。ただ、トイレの出入りに照明スイッチをON/OFFするのは案外身体に染み付いている動作なので、慣れるまでは結構意識してやらないと間違えて出るときに切っちゃいます。(電源ON直後はテストモードになって30秒で消えちゃうので切っちゃ駄目)

 んで、意識して照明を消さないようにトイレを出ようとすると何故か流すのを忘れます。怖いね。

 俺も嫁さんもやらかしたので、うちは照明スイッチをテープで封印しました。 

ドアストッパー

 俺用に割り当てた部屋は入り口が妙に重たい防火扉みたいな鉄扉で、やたら強力なスプリングが付いています。何でここだけこんなドアつけちゃったの。 

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 玄関用と間違ってない?

 通気のためには時折解放したいんですが、よくある三角形のストッパーは入れづらいし止まらないんですよね。ドアと床の隙間が狭いので。

ドアストッパー ネオガチット

ドアストッパー ネオガチット

 

 そこにコレ。ドア超止まる。超。

 

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 こんなふうにマグネットでドアにパーンとくっつけて。

 

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 使う時だけストッパーを下ろす。この曲げの角度がうまく出来てて、閉まる方向に力がかかると下方向に力のベクトルが発生してグッとドアを押さえてくれる。

 そう。ちゃんと計算されてる。角度とか。

 ドアの下の方だけペンキが剥げて汚くなっているのは歴代住人の苦労の跡と思われます。何か重くて固いもので押さえてたんだろうねー。

 で、これ玄関用にも買いました。

 自転車乗りだ。自(略)。

 このドアストッパーの最大の利点は手を使わない事です。どっかから取り出さないでいいし、屈んで差し込まなくていいし、しまわなくていい。

 ドアを止めたければストッパーを蹴り落として、動かしたければ蹴り上げる。

 立ったまま足だけで操作できるのが素晴らしい。もう閉まるドアを片手で押さえながら自転車を出し入れしなくていいんです。

 先の人感センサーライトと組み合わせることで、出発・帰宅時のアクションが激減します。 

コンパクトトレー

 おお……ニトリがお値段以上なところを初めて見たよ。571円。

 こういうボタン留めの折りたたみトレーって何でか知りませんが2000円とか3000円とか無駄に高いのが多いんですよね。

 ポケットの中身置き場ごときにデキるビジネスマン好みの上質さは求めてないのでこれで十分。というか、合皮の内側に布を貼りあわせた丁寧な作りは決して質感も悪くありません。

  デカいのもいいですね。iPhone5、電子マネー兼音声通話用の携帯、札入れに小銭入れを綺麗に並べると面積はほぼピッタリ。あとは腕時計代わりに使ってるSUUNTOの心拍計。 

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 普段はトップの写真みたいにゴチャアと放り込みますけどね。

 こういった小物入れに期待されるのは置き場所を決めることで紛失しなくなることですが、まとめて持ち歩けるという事も案外嬉しい効果でした。

 帰宅したらリビングでポケットの中身をバラバラと出してひと所にまとめて置きますが、携帯だけは充電やら何やらで移動しちゃいますから、出かける時に玄関で靴を履いてから持ってない事に気づいたりする。

 トレーに入れておけば充電するデスクの上に財布や時計ごと持って行くことになりますから外出アイテムがバラけません。

 あとは単純にトレーにまとめるだけで片付いてる感出ますよね。 

ルンバ880

 もはや雑貨じゃねえ。

 

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 今更ルンバの概要は語るまでもないので省きます。買う価値があるのかどうかって話をしましょうか。 

床に物を置かなくなるとか

 多くの人がルンバの副次的効果として挙げる「床に物を置かなくなる」って奴。俺はこれ本末転倒だと思うんですよね。

 要するに御ルンバ様に気持よく働いていただく為に生活を窮屈にしているという事に他ならない。このままじゃ俺達機械に支配されちまうぜってメカ沢先輩が言ってた。

 俺がルンバを買うのを躊躇してた理由はまさにここで、そんなに気を使って部屋を綺麗に保てるぐらいならそもそもロボット掃除機なんざ買わねーのですよ。

 で、実際に使った感想は「割とどうとでもなる」。本やAmazonの箱ぐらいは落ちてたって掃除はします。

 賢く避けるんじゃなくて、ゴッスゴスぶつかって押しのけつつ掃除。電源ケーブルの類もコンセントに刺さってれば絡むことはないでしょう。

 いくら俺でも蹴飛ばしたら困る壊れ物は床に置きませんから、衝突で物が壊れる心配もなし。

 物が邪魔で掃除が隅々まで完全にできないというなら、邪魔なものを隣の部屋に置いてからマニュアル起動でルンバを放てばいい。それでも自分で掃除機をかけるより100倍楽。

 そして俺が掃除機をかけるよりは余程丁寧に、万遍なくゴミを拾ってくれます。 

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 わざわざ自転車をどけなくてもいいじゃない。乗ったら別の場所に置いてその時ルンバに任せれば良い話。 

棚の上、ベッドの下

 ルンバを使うメリット。そりゃ自分で掃除機をかけなくていい事以外にありません。毎日掃除機をかけるのが全く苦にならない。

 スイッチを押して出かける。帰ってきたら部屋に掃除機がかかっている。

 普通、毎日掃除機なんてかけないじゃないですか。かけませんよね。俺はかけません。床に見えるゴミがあって初めてかける程度。見えないなら無いと一緒。俺の認識はそんなもんです。

 だからそもそも毎日掃除機をかけたいなんて願望はなかった訳ですが、勝手に掃除してくれるんだからと毎日ルンバを動かしているとそれなりに埃が取れる。

 といっても2~3部屋掃除して、ピンポン球サイズにも満たないぐらいですが。たったそれだけの埃を取るために普通は掃除機なんかかけないでしょう?

 逆にたったそれだけの埃をわざわざルンバで取る価値があるのかと言ったら、俺はあると思います。

 数日ルンバを動かしたら取れるゴミは本当に細かい埃のみになるんですが、これを放っといたら空中に舞い上がる事は容易に想像がつきます。

 本棚とかテレビラックの上とかにいつの間にかうっすら溜まる埃。それを舞い上がる前に処分することで床以外も綺麗に保たれる。

 机の上、カラーボックスの上、本棚の空きスペース。その辺に適当に物を置いてしまう雑な人(俺です)程その恩恵を感じるんじゃないでしょうか。

 あとはベッドの下やメタルラックの下なんかの掃除機のかけづらい所に潜り込んでくれるのも大きなメリットですね。先に書いたようにルンバのために生活スタイルを変えるのは御免ですが、こればかりは別。もしベッド下の空間が狭くてルンバが入れないのならばベッドを買い替えても良いと思えるレベル。 

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 高ささえ足りてれば、こういう隙間もスイスイ抜ける。屈んで掃除機のノズルを潜り込ませて掃除なんてもうしなくていいんです。

 俺は元からしてないけどね。 

コスパ

 ルンバはバッテリー他の消耗品で、年に15,000円程度のランニングコストがかかります。加えて本体も各家電メーカーのハイエンド掃除機の倍はする高価格。

 それを押しきって買う価値をどこに見出すか。

 5年使うとして、イニシャルコストを合わせてちょっと高めに年30,000円としましょうか。

 月額2,500円。あれ、これいろいろ理由を付けるまでもなく十分安いんじゃない?

 「2,500円あげるから月に2回、自室の隅々まで念入りに掃除機をかけてください」って言われても絶対やらないもん俺。

 さらにこれは既存の掃除機の単純な置換えとして考えた場合の仮定。実際には毎日のように掃除ができて、ゆえに保たれる部屋の清潔度も遥か上。

 そう考えるとルンバを買う理由として部屋の広さはあまり重要ではありません。毎日掃除機をかけるのが面倒くさいかどうかで考えてください。週末だけ掃除機をかければ十分だと思っていても、実際に毎日ルンバを動かしてみれば相応の価値があることは分かるはずです。ちょっとしたパラダイムシフトがそこにはあります。 

捗る

 部屋が増えて構造が複雑化したために導入したものが殆どですが、こんなに楽になるなら引っ越す前から買っときゃ良かった。

 無視できるほどに些細なストレスでも、あえて多少の金をかけて取り除いてみる。そうして過去のものとなったプチストレスは思っていたよりも大きなものだった事に気付きます。

 金をかけたからこそ自分の中で過大に評価するようになる、と言ったほうが正しいか。自分で自分を騙しているようなもんですが、それで毎日いい気分に浸れるんだったら安いもんだよね。

 自作自演の満足感とでも言いましょうか。費用対効果が高くておすすめです。

 捗るぞ。