「ガールズ&パンツァー 劇場版」観てきた

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 嫁さんが「ガールズ&パンツァーの劇場版がマッドマックスらしいよ」などと訳の分からないことを言い出したのです。

 この手の「女の子×マニア好きのする何か」というアニメは普段観ないので当然これも未視聴だったのですが、Amazonプライムビデオで無料だったのでとりあえずTV版を観てみるとこれが面白い。晩飯どきに流し続け、4日間でTVシリーズとOVAを総予習をしたうえで劇場版を観るに至る。

 このアニメ、とにかく戦車が描きたかったってのがガンガンに伝わってくるんですよね。時には軽いフットワークとスピード感で、時にはイメージ通りの重量感と火力で、活き活きと動き回り、吹っ飛ばされる個性的な戦車たち。

「パンツァー」がそうである一方で「ガールズ」の方も何十人といる女の子がきちっとキャラ立ちまくっていて区別がつくのはスゲエなあと。

「戦車道」という設定はあまりにも荒唐無稽で、企画を通すためにむりやり女の子を乗っけてるのは明らかなんですが、観てみるとこれはこれで良いと分かる。普通の男だったらむさ苦しいし、だからといってアニメ風のキャラ付けをされると違和感で痛々しいことになりそう。

 最初から戦車に対しては異物である女の子を乗っけてしまうことで、どんなに異様なキャラ立ちの仕方でも「そういうもんだ」と納得できるんですね。だって背景となる設定自体がおかしいんだもの。何を今更としか。 

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