ロングライドにはこれを持っていけ

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 ロングライドを心から楽しむために必要なものはただ一つ。

「ちゃんと家に帰り着ける」という安心です。

 走行距離が伸びるにつれ、風景に人家が減っていくにつれて思いは強まります。ここで自転車が走行不能になったら帰れる気がしねえな……と。

 そんな心配をせずに済ますためにも、自転車での遠出には備えが必要なのです。

 

 ということで、自転車アクセサリ紹介のつづき。

「ロングライドには」と題していますが、別に100kmや200kmを走らなくとも、トラブルに対する備えはしておいた方が良いと思います。

 行き先を考えて、自転車を押して帰ることに絶望するような場所だったらきちんと準備しておきましょう。なお、俺の絶望距離は10kmぐらいです。 

スペアチューブ

SCHWALBE 700×28/45Cチューブ 仏式バルブ

 きちんとメンテしてあれば、なんの前触れもなしにいきなり走行不能になるようなことはまずありません。パンク以外では。

 だから何はなくともパンク対策だけはしておきましょう。いくら適切に空気圧管理をしていても、ガラス片ひとつ踏んだら即立ち往生する羽目になります。

 パンク修理は開いた穴にパッチを貼ってもいいんですが、パンク穴なんてチューブを水に沈めて漏れ出る気泡で探すぐらい見えにくいもの。外出先では見つけること自体困難だったりするのでスペアのチューブを持つのが基本です。穴のあいたチューブは持って帰って、家で補修すればよし。

 このサイトを見る人はクロスバイクに乗っている、あるいは検討中の人が多いと思うのですが、クロスなら大体これ買っとけばOKでしょう。

 大抵のクロスバイクは700x28Cか32Cのタイヤがついています。28/45Cの表記が分かりづらいんですが、28~45C対応という意味なんでこれ一本でどちらも対応可能。

 ロードバイク寄りのクロスはたまに25Cとかの細いタイヤを履いていることもあるので一応調べてから買ってください。 

タイヤレバー

SCHWALBE TIRELEVERS

 タイヤを外し、取り付けるためのレバー。ホイールのリムに滑り込ませて、テコの原理でタイヤをぐりっと抉りだす。チューブを変えたらやっぱりテコの原理でパシンとはめる。

 チューブを傷めないように素手でやるという人もいますが俺は無理。というか、タイヤレバーを使っても最初は上手くできませんでした。慣れが必要なので、未経験の方は必ず練習してからのロングライドをお勧めします。

 交換方法はあさひサイクルのマニュアルが非常にわかりやすいです。

 
 この通りにやれば簡単。最初はこのレバー二本ではめる方法を知らなくてえらく難儀したのを覚えています。

 これに限らずあさひサイクルのメンテナンスマニュアルはメンテナンスやパーツの交換等、何かと参考になるので困ったら見に行くと良いです。 

携帯ポンプ

TOPEAK ポケットロケットマスターブラスター

 チューブを替えたら空気入れが必要。フレームに取り付けられる携帯用。

 大きいのはかさばる分空気が入れやすく、小さいのはその逆。ホースが伸びるもの、CO2インフレーターを兼ねるもの、形状や表面加工のデザインにに拘ったもの等、バリエーションは様々。

 できるだけ軽装にしたい人は片手に収まるようなポンプをポケットに入れたりしますし、バルブを痛めるのを嫌って大きくなってもホース付きにする人もいる。サイクルマルシェに集まったクラシックバイクはフレームの長さに合わせたロングタイプのポンプをつけているものが多かったですね。見た目優先。

 派閥が分かれるといいますか、人によって求めるものがバラバラなのですが、俺はそこそこ小さく、そこそこ空気が入れやすく、そこそこ安いこれを選びます。

 ポケット・ロケット・マスター・ブラスター。言葉をかぶせにかぶせてる感じの名前がいいですよね。「トゲアリ・トゲナシ・トゲトゲ」みたいな。「もう恋なんて・しないなんて・言わないよ・絶対」みたいなね。この段落は脊髄反射で書いてますけども。

 携帯ポンプは大きく分けるとこういうハンドポンプタイプと、フロアポンプをそのまま小型にしたような折りたたみタイプがあります。折りたたみタイプは大きくて空気を入れやすい反面、持ち運びに悩みがち。ボトルケージマウントをひとつ占領してしまったり、結束バンドで括りつけるちょっと不格好なマウントが必要だったり。

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  このポンプはマウントをボトルケージに共締めするので場所をとらず。マウントの端がゴム製のループになってて、ぐるっと回してひっかけ固定。実にスマート。

 空気も高気圧までしっかり入って問題なし。小型な分、力が入れにくくポンピング回数も多くなるので折りたたみタイプよりは時間がかかりますが、そんなに頻繁に使うものでもないので携帯性を優先した結果のチョイスがこれです。実際1回しか使ったことありません。

 ですが、その1回で元が取れるアイテムです。仕事帰りにスローパンクでタイヤがふにゃふにゃになってた時には持ってたことを神に感謝したというか、自転車に取り付けておいた過去の自分を神と崇めたね。 

インフレーター&ボンベ

PWT CO2Head

 備えてるけど使ったことないシリーズ。

 ちっちゃいポンプで100回200回とポンピングするのは疲れるので二酸化炭素のボンベで一気に充填してしまおうという道具。前述のスローパンク後に買ったのですが、それ以降パンクしたことがないので使ってません。 

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 購入時に貼られていたラベルからして台湾製かな。削りだしのアルミボディや赤いアルマイト加工のパーツでなかなかいい「物体」感があります。

 右の口を自転車バルブにとりつけて、下の口にボンベをセット。左のバルブを緩めるとCO2が放出される仕組み。こういう仕掛けに満ちたスモールパーツが大好きなんですよね俺。回転部にすべり止めの溝が切ってあるだけでテンションがあがる。

 CO2は空気より早く抜けてしまうので、急場をしのいだら次に乗るときはきちんとフロアポンプで空気を入れ直しましょう。

 いや、使ったことないんで聞きかじりですが。 

パッチ

Panaracer イージーパッチキット

 使ったこと無いシリーズその2。

 ゴムのり要らずでシールのように貼れる補修パッチ。交換したチューブがさらにパンクした場合のための最後の手段。保険の保険。

 さっきパンクの穴を見つけるのも大変と書きましたが、だからといってチューブを何本も持てませんからね。2~3枚だけサンドペーパーと一緒にサドルバッグやツールケースに入れておけば最悪の事態への備えにはなるでしょう。

 使わずに済めばそれが一番よろしいね。 

マルチツール


CRANKBROTHERS マルチ5

 携帯工具。これもそう使うものではないです。出先でボルトを締め直さなきゃいけない状況が頻繁に発生するようではおちおちロングライドなんてしていられません。

 むしろ短距離を気軽に走る時の方がよく使うイメージ。買ったばっかりのアクセサリの取り付け位置がイマイチだったとか、交換したブレーキパッドの具合が良くないから角度を調整したいとか。そういう時は大体試運転であって、あまりロングライドでやることではありません。

 ただ、「何かあったときの備え」が携帯アイテムの基本です。工具があるだけで事態への対応力が上がることは間違いないので、持たないという選択肢はありません。

 立てといた自転車が風で倒れるとか、したたかに立ちゴケしたとかでパーツがずれるなんてこともあるかもしれませんしね。

ハンドクリーナー

TIPTOP CLEAN-UP

 後輪の付け外しは手が汚れます。

 外すときにスプロケットに引っかかったチェーンをひょいっとよけたりしますし、はめるときにはリアディレイラーを押してやるとやりやすい。パンク修理だけでなく、輪行時もホイールは外しますから輪行ロングライドに手のオイル汚れはつきものです。

 で、このクリーナー。 

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 汚れたところにちょっとだけつけて、薄く伸ばしてむにむに擦る。

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 と、こう。

 汚れを溶かして巻き込んだ後、糊のように乾いてポロポロ落ちる。

 家でなら工業用石鹸でも使ったほうが余程リーズナブルなんですが、このTIPTOPのクリーナーは「よく落ちる」「かさばらない」そしてなにより「水がいらない」という三拍子。屋外使用にはもってこいなのです。

 超おすすめですが、Amazonだと本体より送料の方が高くて馬鹿馬鹿しいので、売ってる実店舗を探すか、他商品とまとめて送料無料になるようなとこで買いましょう。

携帯食

 ロングライドで腹が減ると危険。本当に危険。

 スポーツバイクは軽くスイスイ進むんで錯覚しがちなんですが、思った以上にエネルギーを消費しています。 空腹を感じた時にはすでにハンガーノック寸前なので早急に補給が必要です。

 俺も一回やらかしました。軽く乗るだけだからと朝食を摂らずに出発。軽い追い風でいい気分になって、小一時間で帰るつもりがつい片道だけで一時間あまり。30km地点を過ぎたあたりで空腹を感じ引き返すも、40kmぐらいでペダルを回すのもしんどい感じに。金も持ってなかったからコンビニに寄ることもできず、脱力した体でゆっくりゆっくり走りながらやっとのことで家に帰り着いたのでした。

 何が危険って、帰宅後最初に口にしたアミノ酸のタブレットを美味いと感じましたからね。味と匂いがあれば何でも美味しく感じるほどに飢えていた。あの時の俺は匂いつき消しゴムを出されても美味しく食べていたに違いない。 

明治 ザバス ピットインエネルギージェル 

 消しゴムを美味しく食べられるレベルまで追い詰められたくなければ適宜カロリーは摂っときましょう。人間の尊厳って大事です。

 少量・ハイカロリーで高効率。ほぼ液体なので消化器に負担がかからず運動中のエネルギー補給にはぴったり。

 なんですが、まずい。味そのものは悪くないんだけど舌にまとわりつくぬたぁという食感がどうにも好きになれない。濃い水溶き片栗粉を飲んだ時のような感触がします。飲んだことはないが。

 食料ではなく体を動かすための燃料と割りきっています。

かし原 塩羊かん

 ジャパニーズトラディショナルエナジーバー、羊羹。即効性を求めないときは専らこっち。

 かし原の羊羹は人差し指サイズの小分けで携帯しやすいのが良い。チョコバーやウェハースバーと違って適度な水分が含まれているから単体でスルッと食べられるし、塩羊羹なら塩分まで補給できる。なにより美味しい。そして安い。

 もはや自転車の補給食になるために生まれた食べ物といって良いでしょう。 

ツールケース

BM WORKS TOOL CAPSULE

 小物を全部詰め込んでボトルケージにどん。

 折角の非常時の備えです、近場の街乗りでだって持ち歩いて悪いことはない。サドルバッグに入れてもいいんですが、駐輪中にサドルバッグごと盗まれたという話を聞いてから、鞄に入れて簡単に持ち歩けるツールボトルに変えました。小物とはいえまとめたら結構な額になりますし、サドルバックだっていいお値段しますから。

 一般的なツールボトルは上端に蓋がついていて、底に落ちた小物を取り出すにはひっくり返して中身を全部出さなきゃいけません。

 だから横開きできるこれ。内容物へのアクセスが非常によろしいです。

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 メッシュネット付きできっちり閉じる右側にチューブとインフレーターのセット、すぐに取り出せる左側のポケットに工具類と補給食。容量的にはまだまだ余裕。ジッパーにギア型のリングが付いているのもいいね。

 俺のは大丈夫ですけれど、Amazonのレビューを見ると外側のジッパーが壊れたという方も複数いますので、その辺のリスクは織り込んだ上で購入する必要があります。ヴィットリアとかドッペルギャンガーからも同じような製品が出ていますが、俺はこれがシンプルデザインで好きなんですよ。

 仮にジッパーが閉じなくなってもボトルケージに挿しちゃえば開いて中身がこぼれたりはしないのでそれはそれで使えるとは思いますが。 

ドリンクボトル

CAMELBAK ポディウムチルボトル

 後ろのボトルケージはツールケース。前のボトルケージには何を挿す?

 そりゃボトルですよね。ボトルケージなんだから。食料以上に水分補給は大事。

 ペットボトルも挿せるボトルケージを以前紹介しましたが、ロングライドならやはり専用のボトルを使いたい。

 というのも、川沿いサイクリングロードなんかを調子よく走ってると10kmを超えたあたりでだんだんと止まりたくなくなってくるんですよこれが。

 普通に走ってれば10kmに到達するのは20~30分後ぐらい。有酸素運動で脂肪が燃焼し始めるのが運動開始20分後からだと言いますが、それと関係あるのか体が軽くなって妙に楽しくなりはじめるのがその辺からです。脂肪からエネルギーが生産され、筋肉で消費されるサイクルが血流に乗ってぐるぐる回っている感覚。うおォン俺は何かこう、内燃機関的なアレだ。*1

 折角いいテンションのサイクルが出来てるのに、いちいち止まってペットボトルの蓋を開けたくない。ので、走りながら片手で飲める専用ボトル。

 色々ありますが俺が好きなのはこのCAMELBAKので、飲み口が独特の構造。弁がついていて、振動や横にしたぐらいでは中身は漏れませんが、飲み口を吸ったりボトルの横腹を押してやるとドヒャアと出てくる。歯で栓を引っ張りだして開け閉めするタイプより楽なのです。

 車通りの多い所で走りながら飲むのは危険ですからおすすめしませんけどね。そういう所ではどうせ信号に引っかかるでしょうから止まった時に飲みましょう。

輪行袋

OGK バイクポーター1400

 輪行袋の利点はふたつ。

 自力で辿りつけない遠い土地の見知らぬ道を走れること、そしてへろへろに疲れるまで走っても電車で帰ってこれること。帰りの体力を残さないでよいのならば単純に倍遠くまで行けますから。

 今までは前輪だけ外すタイプの輪行袋を使っていたのですが、JRの輪行ルールが厳しくなってしまいまして、後輪を残したままのパッキングでは大きさがギリギリアウト。また、サドルを袋の外に出すタイプだったのですが、今は一部でも袋の外に出ていると乗車不可です。

 新しい輪行袋を選ぶにあたって重視したのはまず、エンド金具等の補助器具を必要としないこと。そして袋を上からかぶせてドローコードで口を絞るタイプであること。

 余計な荷物を増やしたくないというのと、下から包んでファスナーで閉めるタイプの輪行袋でパッキングに手こずったという実体験から。

 そうするとモンベルのコンパクトリンコウバッグかこのバイクポーターかってとこなんですが、モンベルの方はおそらく今生産中止で品薄なんですよね。どうも近々モデルチェンジするかららしく、わざわざ在庫の現行モデルを買う気もせず。

 それにオレンジ×グレーなんて俺のバイクのためにあるような色じゃないの。

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  こうやってエンド部が上になるようにしてまとめるので保護用のエンド金具は不要。リアディレイラー等、先端部をどこかにぶつけてしまうのが不安なら付けてもいいでしょう。

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 で、肩掛け用のストラップをつけたら袋を被せ、下を巾着袋のように引き絞ったら完了。袋が大きめなので包むのすごく楽です。

 ここまでやって気づいたんだけど元々の輪行袋も後輪外さないタイプででかいから、別にマニュアル通りに使わなくても後輪外して同じようにまとめれば十分入ったんですよね。

 要するにこれ無駄な買い物……いやいや、この輪行袋買ってよかったよほら。

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 輪行袋を入れる袋にストラップ通しがついていて、ホイール固定用のストラップを使ってサドル下とかフレームの任意の場所に括りつけられる。たたむと丁度ボトルケージサイズではありますが、俺は前述のとおりサドルバッグを使わない派なので既にボトルケージは塞がってる。必然、サドルバッグの位置に輪行袋が来ることになります。

 ほら意味あった!! ほら!! ほらな!!

 誰に言い訳してんだ俺は。 *2  

グローブ&インナーパンツ

 別に気合を入れてウェアを揃えることはないんですが、慣れないうちのロングライドには体の痛みがつきものですから、身に付けるもので対策しておくのも良いと思います。

PEARL IZUMI 34 メッシュメガグローブ

 寒い時期は防寒のためもちろんのこと、夏でも指切りタイプのグローブは付けとくといいです。ずっと同じ姿勢で自転車にのっていると、どうしても手に体重かけて休んじゃいますので、手の平が疲れてくるのです。

 自転車用のグローブはパッドが入っているので疲労を軽減。夏用のなら京極夏彦ごっこで遊ぶこともできます。

『芳樹』『芳樹』『夏彦』

「あー指ぬきグローブ出ちゃったー」「残念ーッ」

 ここには一応安くて無難なのを貼ってますが、ウェア系はネットじゃなくてちゃんとお店で試して買ったほうが良いです。サイズ合わないと悲惨だし、Amazonでも別に安かないので。

サイトウインポート GELパッド付きメッシュインナーパンツ

 俺の体にはスペシャライズドのROMINというサドルがミラクルフィットしておりまして、圧迫により尻や股間が痛くなることはほぼありません。

 ので、先日の山手線一周のときには要らないと思ってたんですが、普段着だと圧迫が平気でも摩擦がががが。ジーンズの中でボクサーパンツと色んなモノが擦れて50km越えは辛かった。

 インナーパンツはパッドに注目しがちですが、ピチっと肌に密着して擦れないというのも重要な機能なんだなあと思い知った次第。

 これは下着だから試着はできないな……。

財布

LOGOS 防水備忘ウォレット

 万能アイテム、ザ・現金。

 遠出しようってのに金を持たないことはないと思いますが、バッグを持たないライドだと財布のやり場に困るんですよね。

 ズボンのポケットに入れると足を回すのに邪魔だったらありゃしないんで、100円ショップの小さいチャック付きビニール袋に紙幣だけ入れるという事をしていましたが、結構ヨレて実際使うときに出し入れしづらかったりすんのです。

 それで探したポリ塩化ビニル製のウォレット。ただの丈夫なチャック袋と考えても差し支えありません。完全防水だから汗でうすらしっとりするポケットの中でも大丈夫。

 ふたつのチャック付きポケットがふたつ折りでパスケースサイズに。なるはずが妙に弾力があってちっとも折った状態で落ち着かないので真ん中でぶった斬りました。

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  そんで片方だけ使ってますが、薄くなったのでこれはこれで。

おわり

 以前必須アイテムの所で紹介しているので書いてませんが、ライトとロックも必携です。ロックは言うまでもないですが、ライトは日中走るなら要らないと思うかもしれません。

 知らない道をテキトーに走るのもロングライドのひとつの楽しみ方ですが、それやってるといきなり長いトンネルに遭遇する事もあります。ライト無しでトンネルは死ぬほど怖いですよ。

 それに予定どおりの時間で家に帰れるとは限らないしね。調子にのって足を伸ばしてしまったり、すんごい向かい風で想定したペースが出ないもかしれない。半泣きで見知らぬ夜道を走る羽目になることもあるので日の高いうちに帰る予定でも念のためライトは持ちましょう。

 あと、ロングライドをするなら是非試して欲しいのが輪行袋。「最終的にどこかの駅に辿り着ければ帰れる」という事実は足を軽くします。帰りの体力を残すことを考えず、積極的に面白そうな方向へ向かえる。目的地を定めずに気の赴くまま走ってみるというのも楽しいもんです。

 

 このエントリをもってアクセサリ紹介は一通り終了。これまでの分をまとめときます。

 
 

 
 

 自転車モノは増える一方なので気が向いたらそのうちまた何か書きます。

*1:いい例えが思いつかなかった

*2:自分