余暇をテレビゲームにつぎ込んだ後の浪費感をどうにかしたいと思う。
最近スプラトゥーンばっかやってて他のことに手がつかないってだけの話なんですけどね。ワンゲーム3分のはずなのに気づくと軽く3時間は消し飛んでいる。
もお超キングクリムゾン。超。気付いたらナランチャが死んでる勢いで。
俺の場合、読書や映画、その他インドア系の娯楽に比べてテレビゲームは「時間消し飛ばし力」が強いように思えます。映画は時間が予め分かっているし、本は一気に読まないことが多いのでそれほど時間がかからない。電車移動中とか会社で弁当食いながらとかのスキマ時間にも読むし。
一方でテレビゲーム、というかスプラトゥーンは危険すぎ。ちょっと息抜きで始めるつもりが、勝てると楽しいからもう一回。負けると悔しいからもう一回。やめる理由が酔って気分が悪くなったから、ぐらいしかないんですがジャイロ操作のカメラが良いのか、もともと酔いづらいうえに最近は体が慣れてきてしまっている。
毎回毎回、楽しい楽しいと没入してプレーして、ああ面白かった。と満足して終わるんですが、直後のやっちまった感がすごい。やらなきゃいけないことは山とあるのに、何でいつの間にか夜になっているのかと。
楽しんだ時間を浪費と感じてしまうなんて、これ程もったいないことは無いので少々自制を効かせるため予め時間を決めてプレーすることにしました。高橋名人の言うことは正しかったんだなあ……。

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「ふざけんな高橋」とか思っててすみませんでした名人。
さて、そこでどれだけの時間をゲームに充てるか。名人のお言葉通り1時間と定めてしまってもいいのですが、折角なんで罪悪感を薄めてより楽しめる方策を考えたい。
まずはタイマーを買いました。 俺はこの手のタイマーのアラーム音があんまり好きではないので光って時間を教えてくれるやつ。

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そもそも無駄に罪悪感を感じてしまうのはやらなきゃいけないことを放置したままゲームをしてしまうからなので、事前にタスクを消化した分だけゲームができるというルールを設定しました。やらなきゃいけないこと、やりたいけど面倒くさくて放置していること。例えば部屋の掃除や勉強など。
このタイマーはカウントアップ機能もあるので、たとえば掃除なら掃除開始と同時にタイマーをスタート、終わったらストップ。その時間分ゲームやっていいですよ、という「セルフ飴と鞭」方式。お手伝いとご褒美。小学生か俺は。
結果、部屋がむやみにスッキリしました。
自分で自分にルールを課しただけにすぎないので、意思が弱くてゲームが止められないという現状の歯止めにはならないのでは、という心配もありますが、今のところはこれがなかなか効果的。
もともと積み上がっているタスクはやっておきたいことではあるので、何らかの理由付けをして始めてしまいさえすれば気持ちよく消化できるようで。大抵のことは始めるときに最もパワーを必要とするので、そのトリガーをゲームプレー時間という報酬に紐付けたというわけです。
この方式のメリットは
- タスクがどんどん片付く
- 時間がかかる面倒くさい作業ほど報酬が増えるので嬉しい
- やらなきゃいけないことを処理した上で気持よくゲームができる
- 時間を区切ってきっちりゲームを止められる
といったところでしょうか。細々としたことでも積極的にやるべきことを見つけて処理するようになって、あらやだ俺いま意識の高い会社員みたいじゃないの。モチベーションは「ゲームやりたいから」なんだけど。
少なくともスプラトゥーンにはまっている間はうまく回りそう。飽きても新しく報酬を設定して続けていれば、そのうちこのタイマーのボタン自体がやる気のトリガーになんねえかな、などと考えております。自己暗示。 *1
*1:ちなみにこれは「自分ルール」だから良いんであって、例えば親が子供に強制したりすると途端に反発を生む悪手だと思われます。注意