クロスバイクに乗るならこの辺りも揃えたほうがいいよ、というか必須のアクセサリ3点

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 クロスバイクはママチャリと違って、そのまま乗るには色々と足りない物があります。ライト、スタンド、ロック、ベル、かご、泥除けetc.。必要に応じて買い足す必要がありますが、まず最初に揃えておいたほうが良い必須アイテム、あると楽しいアクセサリなんかをザックリまとめていきます。ご参考までに。

 注・このエントリは「俺が欲しいクロスバイク2014 - 旧機械」後半部の焼き直しです。

 

フロアポンプ 


GIYO GF-55P

 必需品、空気入れ。無いと走れません。

 クロスバイクのチューブはママチャリの英式とは違いほぼ仏式バルブなので、ヘッドが対応しているものを使う必要があります。

 必要な空気圧も大分高くて、だいたい7気圧前後。このぐらいの高圧でもスパスパ入って、かつ適切な空気圧管理のために圧力計が付いていることが必須になります。仏式バルブを英式に変換するアダプタも2~300円ぐらいで買えますが、素直に専用品を買うのがおすすめです。

 これはAmazonでテキトーに検索したら一番人気だったフロアポンプ。だったのですが、今は値引き幅の大きいPanaracerにその座を奪われてますね。価格帯も一緒ですし、どっちでもいいと思います。十分快適に空気が入ります。

Panaracer BFP-04AGA-Y 

 俺は「滑り止めのツブツブがなんか嫌」というしょーもない理由で、今買うとしてもやっぱりGIYOを選びそうな気がします。(Amazonで写真拡大して見れます)

 ちなみにクロスバイクは段差ですぐパンクするから歩道には上がるな、と脅す人がいますが、ちゃんと空気を入れとけばまず有り得ません。1~2cm程度の段差でパンクするならそりゃ空気圧の管理が悪いか乗り方が余程雑なんだと思います。

 まあ交通ルールの面からも歩道は走らないに越したことはないですけどね。一時的な避難で乗り上げることはあるので。

参考

 

 

ライト


Knog Blinder1

 無いと死にます。いや、言葉の綾じゃなく。

 夜間の無灯火チャリの見えなさって只事じゃないですよ。車に引っ掛けられたくなければしっかり所在は主張しておいた方が良いです。反射板に頼らずに自ら発光すべし。

 このBlinder1はUSB充電でバッテリ交換不要かつコンパクト、シリコンゴムで簡単に付け外しができ、アルミのフェイスパネルで質感も良くて、個人的なイチオシ。自転車ライトってプラスチッキーなの多いですからね。

 盗難防止のためにも付け外し簡単というのは重要。駐輪場で外して、ポケットに入れて持ち運び。USB充電も端子付きでケーブル不要、通勤・通学前に充電忘れてたら出先のPCにでも直接挿してやれば帰りにはフル充電。便利便利。

 フェイスパネルはカラーとデザインがいくつかあるのでお好みで。俺はこのスカルが遊び心があって好きですね。カッコイイというよりはカワイイ。

 なお、日本ではリア用レッドLEDのスカルは売っていないのですが、Wiggleで個人輸入が可能です。しかも日本で買うより安いんですよね。海外通販に抵抗なければスカルに限らず購入先の候補にするのもありです。

 

GENTOS 閃 SG-355B 

 所在アピールではなく前照灯として道を照らしたいならこれがおすすめ。単4電池3本使用で100ルーメン10時間。Blinder1(20ルーメン)の5倍。

 先端のリングを回すことで照射角が変更可能で、最大にすれば道をかなり広範囲に照らせます。大きいテールスイッチはOFF/ON/点滅の切り替えもやりやすい。

 値段の割に光量はあるし、短いマグライトといった風情のアルミボディはチープさを感じさせません。ただ「閃」の字は死ぬほどダサい。どうにかならなかったのかコレ。

 同型でより明るいSG-325というタイプもありますが、こちらは最大照射角が狭かったり、点滅機能が無かったりと多少の仕様差分があります。俺は仕様はともかくシルバーのボディにオレンジ色のスイッチというのがあんまり好きではないのでこちらです。

 

Bikeguy バイクライトホルダー 

 SG-355Bには専用のホルダーが付属しているのですが、これがどうにも使えません。対応のハンドルバー直径が22-25mmでオーバーサイズのハンドルには付きませんし、付いてもデカくて邪魔。しかもネジ留め。こんなもん付けなくていいからその分安くしろよ、と思ってます。

 そもそも俺はライトを使わない日中にホルダーだけ残ってるのが嫌。だからBlinderが好きなんですが。

 なので一緒に買いたいのがこのライトホルダー。Amazonの商品写真だと装着状態なのでイマイチよく分からないんですが、こんなんです。

 

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 ゴムの台座にベルクロのストラップが2本。一方は台座の上にライトを固定して、もう一方で台座をハンドルバーに固定する。閃の字が隠れるよ!! やったね!!

 こういう固定方式なんで基本的にはフリーサイズなんですが、閃はまるで誂えたかのようにピッタリ。ハンドルの太さも問いませんし、ライトだけ取り外すのも台座ごと取り外すのもベルクロのみの手間いらず。

 もっと高価で良いものもあるんでしょうけど、今のところこの組み合わせが価格・性能・取り回しのバランスが良いので特に必要性を感じていません。

 もっと明るさが必要になったら高性能ライトよりもこれをもうワンセット買ってしまうかもしれない。

 

Panasonic SKL090 

 リアライトは自転車につけっぱなしでいいのならこれもおすすめ。

 振動&明るさセンサーで、夜間走ってる時だけ勝手に点灯します。消し忘れもないし非常に楽。

 BlinderのレッドLEDタイプに比べると光量は落ちますが、反射板よりは余程目立ちます。平べったいデザインも他にはなかなかないタイプで俺は結構好き。

 

Fibre Flare Light USB Suber Short

 メーカー名も商品名もファイバーフレア。

 目立つのが目的ならこれが最強。真ん中の発光部分は透明なファイバーになっていて、端に仕込まれたLED光源を反射して光ります。

 

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  発光部の面積が広いし、全方位に向けての発光だから後ろからも横からも目立つ目立つ。視認性抜群です。

 シートポストかシートステーに付けるのが基本ですが、バックパックやメッセンジャーバッグを背負うならばそちらにぶら下げてもいいですね。向きを気にしないでいいので適当にブラブラしててもOK。

 これはUSB充電タイプですが、電池式もあります。USBタイプはバッテリー交換が不要な反面、持続時間が短いので用途に応じて使いやすい方で。

 ちなみに電池式はほぼ値段の変わらないロングタイプもあってそっちを買いたくなっちゃうのですが、見ての通りショートで既にシートステーの幅が一杯一杯です。余程身体も自転車も大きい人で無ければショートにしといた方が無難です。

 

ロック


Knog PARTY FRANK

 シリコン大好きメーカーKnogのお手軽ワイヤーロック。俺が持ってるオレンジはラインナップから消えてしまいましたが、それでもカラバリは豊富で自転車本体とコーディネートする楽しさがあります。

 ワイヤーカッターで切りづらいファイバーコアが芯に入っているということですが、せいぜい切られるまでの時間が30秒延びればいい方かと。

 俺は盗難防止に重要なのはロックそのものよりもとめる場所だと考えてます。場所が9割。重量1kg超え、価格1万円超えの本気ロックは別として、大抵のワイヤーロックやチェーンロックは大物工具を持って来られたら簡単にちょん切られます。

 そんなん目立つじゃん、と言っても作業服を着た2~3人チームが街中で堂々とロック切って自転車をトラックに積み込んでたら違法駐輪の撤去と見分けが付きませんしね。

 盗まれたくなきゃちゃんとした駐輪場にとめましょうって話です。それでも可能性は0にはなりませんから、後は価格や可搬性とセキュリティを秤にかけて自分で判断するしかありませんが。

 このPARTY FRANKはテキトーな所に巻きつけて運べるので俺は好んで使います。駐輪場使用時、もしくはコンビニで数分程度の買い物用。

 

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 普段はこんな風にヘッドに巻きつけてます。

 見た目も悪くないんですが、もっちりしたシリコンコーティングのせいでちょっと汚れを拾いやすいかも。時々洗ってます。

 

PALMY P-ES-101AL

 自転車泥棒にも2種類あって、換金目的の窃盗犯(団)と、足として利用して乗り捨てるカジュアル泥棒。どちらも普通に死んでいただいて構わないのですが、個人的により許しがたいのが後者。気軽に人のものを持っていける感覚が分からん。

 換金目的で計画的に盗むほうがまだ犯罪であることに自覚的な訳でまだマシ   な訳もねえな。よっぽど悪質だわ。やっぱり両方死ねばいいや。

 で、カジュアル泥棒対策としてはU字ロックが最適。ニッパー程度じゃ切れませんから。足にするだけの自転車にわざわざ盗みづらいものを選んだりはしません。

 U字ロックはどうしても嵩張るのが欠点ですが、PALMYは割とコンパクトなのとアルミ製ということで比較的軽いのも良いところ。

 裏を返せばU字ロックとしては壊しやすいということでもあるので、これも本気の窃盗団に対しては無力です。「場所が9割」の意味がお分かりいただけますでしょうか。

 監視員つきの駐輪場にとめるのがベストですが、路上のコイン式駐輪場にとめて地球ロック(フレームをポール等の固定物に繋ぐ)するだけでも防犯効果は大幅に上がります。だって駐輪場から歩くのを嫌がってか、数百円をケチってかは知りませんが駐輪禁止の道端に自転車をとめる人は一杯いますからね。

 そういう方々が餌になってくださるお陰で駐輪場はより安全となるのです。全くありがてぇ事でございますよね。

 

GORIN GR-523 

 Vブレーキのボルトを利用して取り付ける、ママチャリのようなリングロック。

 引っ越して職場が近くなったこと、駐輪場のセキュリティが若干落ちたことで通勤用自転車をロードからクロスに変えました。

 クロスの使用頻度が上がったことで、一時期外していたこのロックを再度装着。

 何で外してたかって? カッコ悪いからだよ!!

 

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 ロック本体は仕方ないからもう諦めるとしても、取り付け台座のプレートが大きくはみ出してるのが野暮ったいし、何よりそのはみ出し部分に「LOCK」の文字が抜いてあるのが絶望的。

 何でわざわざ穴あけ加工してまで「錠前」って書くんだよ。見りゃ分かるよ。お前んちの自転車「Bicycle」って書いてあるのかよ。やめろよそういうの。やめろよ……。

 散々disっといて、それでも尚使うんですが。フレーム固定で鍵いらずのボタンロックすげえ便利だよチクショウ。

 ワイヤーロックにしろU字ロックにしろ、持ち運びは鍵をかけた状態になりますから自転車をロックしようとしたら

  1. ロックを取り出す
  2. 鍵を取り出す
  3. 鍵を外す
  4. 自転車をロックする
  5. 鍵をしまう

の5手順必要になりますが、GR-523なら 「1. ロックする」 終わり。

 この細かい手間と見た目の天秤になります。俺は毎日短距離を乗るようになったおかげで面倒くささに負けました。

 暗証がボタンなのもいいですね。鍵いらずという点ではダイヤル式のワイヤーロックも同じ事なんですが、俺は細かいダイヤルをねちねち回すの好きじゃないんです。

 あと、言うまでもありませんがこれは地球ロックできませんので、とめる場所のセキュリティ次第では2重・3重ロックをかける必要があります。軽いクロスバイクはまるごと持ち去って、安全な場所でゆっくり鍵を壊すという盗み方もありますので。

 何でも過信は危険なので、あとは自分のバランス感覚でとめる場所とロックを選んでください。

 

つづく


 なんか長くなったので一旦切ります。無理矢理継ぎ足したエントリのタイトルに当初の予定からの食い違いを感じていただければ幸いです。

 まだポンプとライトとロックしか紹介してないですが、この3点は最低限無いと話にならない必需品でもあります。

 このエントリは必須アイテム編として、あると楽しい編、メンテ用品編、ロングライド編の4つぐらい書こうかなと考えております。

 

つづき