うちの自治体、ゴミ出しは決まった曜日に自宅の前に出しとくと業者さんが回収していってくれるんですが、マナーの悪い人がうちの前に時間外のゴミを捨てていくことがありまして。
腹立ったんで監視カメラを取り付けました。ATOM techのATOM Cam2。
前身のATOM Camはクラウドファンディングで企画された格安のネットワークカメラなんですが、最近リリースされたこの2でIP67防水防塵になり、屋外でも使用可能に。監視カメラとして使えるようになったわけです。
うちは設置してから3週間ほどになりますが、2つ目を買い足すぐらいには良いです。
まず屋外に置けるカメラとしてはアホみたいに安い。1個2980円(送料別)。安いWEBカメラぐらいの価格なんで、ぶっちゃけ半年ぐらいで壊れても許せる。
そして一般的な監視カメラに比べて設置のハードルが非常に低い。
この同梱品の右上の円盤はただの鉄のプレートですが、これをネジないしは両面テープ(赤いの)でどこかに固定してやれば、本体台座に仕込まれた強力な磁石がくっついて本体の固定も画角の調整も簡単にできます。本体が軽いのでそんなもんで十分なんですね。
うちは玄関が引き戸でレール部分がせり出しているので、ひとつはその上に乗せてます。もうひとつは窓枠にプレートを両面テープで固定。
台風などでずれたりしないかという点は未検証ですが、位置を直すのは簡単だし、万が一落ちて壊れてもまあ安いし。
あとはUSB 5Vの電源を確保するだけ。「だけ」といっても屋外なのでこれが一番の難関ではあるのですが、見ての通り専用ケーブルはきしめん状の平ケーブルなので、窓越しに引っ張り出すのは簡単です。うちは普段開け閉めしない明かり取り用の高窓を利用しました。場所が合うなら換気システムの吸気口とかエアコンの配管用スリーブを使ってもいいですね。
ネットワークカメラなのである程度の強度でWi-Fiが届いている必要がありますが、その辺は中継器なりメッシュWi-Fiなりを使えば済む話なので、自宅設置の制約としては軽いものです。
ネットワークのセットアップも楽で、Wi-Fi接続済のスマホでアプリにログインしてバーコードを読ませるだけ。
電源を入れてものの数分で、スマホでリアルタイム映像を見ることができます。
場所が特定できそうな要素をぼかした結果、アスファルトしか残らず訳わからん事になってますが、自宅前の通りの映像です。これは深夜の映像なのですが、街灯のみの明るさなのにある程度アスファルトのディティールが分かるぐらいにはノイズは少ないので、監視カメラとしての役割は十分に果たせることがわかります。
動体は自動検出してクラウドに保存。おかげで我が家の前は毎晩この茶トラさんがパトロールしてくださっていることが分かりました。最高かよ。
このクラウドデータは無料で14日間分保存。1回の記録は12秒間、一度記録するとその後5分間は検知OFFになってしまうので、イベントのタイミングによっては取りこぼしが出ます。
全てを記録しておきたければ月額500円のプランで記録無制限にするか、内部スロットにmicroSDを挿してローカル記録することになります。
インターフェースはこんなんで、動体検出で記録されている特定の時間に飛んで再生開始。無料クラウドだけなら12秒で再生終了、SDがあれば12秒過ぎても再生が続くし、動体検出前にさかのぼって記録を見ることもできます。
ストレージはいつまでたっても満杯にならず、ずっと記録できているので、ドラレコのように古いデータを上書きし続けているのだと思います。
再生画をスマホに保存することもできますし、スマホからSDをフォーマットすることももちろん可能です。
このアプリ、Amazonを見るとものすごく評価が割れていて、まともに動かないというレビューも散見されますが、ありがたいことにうちでは今のところ大きな問題はありません。
時たまクラウドが重くて、なかなか再生が開始されなかったりコマ送りになることがあるぐらいでしょうか(時間をずらせば改善します)。基本的には外出先の4Gでもスムーズに動いています。
以上、安いうえに使い勝手のいい監視カメラとして、個人的な用途には申し分なしでした。何より設置が簡単で業者の工事が不要なのが一番嬉しい。耐久性がどんなもんかはまだ分かりませんが。
クラウドに情報を流すということに抵抗がなければ、とりあえず遊んでみるだけでも面白いかと思います。
先にも書いたように評価は割れているので、買う買わないはひとまずAmazonの高評価・低評価、両方のレビューを見て判断するのが良いです。
ちなみに買うなら公式サイトのストアのほうがちょっとだけ安いです。
(2021/08/22 追記)
Amazonも公式サイトと同じ値段(本体2980円+送料700円)になってました。