スマホを傷つけないキーケースを求めて

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 タイトルに関しては「スマホと同じポケットに入れない」という何の面白みもない結論で終わりなんですけどね。

 自宅の鍵、実家の鍵、自転車の鍵 x2の計4本。ポケットに入れずに鞄やベルトループにぶら下げるにしても、ジャラジャラ言わないキーケースが欲しかったんですよ。

 

 コンパクトに鍵をまとめるアイテムとしては、アーミーナイフ風に鍵を収納できるKeySmartという人気商品があります。

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 2枚の金属板で鍵を複数挟み込み、ボルトで締める。名前通りのスマートさですが、これは自転車乗りには向かねーなと思いました。

 

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 何故ならチャリの鍵は大抵頭がデカいからです。頭は樹脂でカバーされており、厚みも均一ではない。KeySmartはどう見ても一枚板で作られた鍵が前提のデザインで、こんなの挟んだら横から大きく頭がはみ出すわ、隙間があいてカタつくわと碌なことにならないのは目に見えています。ゆえに残念ながら選択肢からは除外。

 

 で、買ったのがmocaのKey Case 01

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 リングで吊るすのではなく、ボルトで締め込んでまとめるというKeySmartと同様のスタイル。レザー製なので多少の厚みの不均一には融通がききそうだ、というのが選んだ一番の理由。

 もうひとつは鍵を通すシャフトの細さ。他の候補としては同じレザー製でよりシンプルなOrbitkeyがあったのですが、これシャフト径が5mmもあるそうで。付けようとしている鍵がどれひとつとして通らないのでこちらも選外。

 つまるところmocaのキーケースには消去法で決まったのですが、これがなかなか悪くない。デカくて分厚いチャリ鍵の扱いづらさを、革の柔軟性がいい感じに曖昧にしてくれます。

 

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 びろーんとした一枚革に、真鍮のシャフトとボタン類。シャフトを締め込むためのネジはコインで回せます。ちなみにシャフト径は実測3.52mmでした。大抵の鍵は通せると思います。

 

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  裏側にはリング等を通してぶら下げるためのループ。同じくmocaのカラビナキーホルダーと組み合わせるスタイルなんかも提案されていますが、俺はその辺に余ってたキーリングとカラビナでとりあえず。真鍮のリングやカラビナを見つけたら買いたいところです。

 

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 使う時はボタンを外して、鍵を全部ザラッと出してから一本残してあとはしまう。一回開ける、というのはむき出しジャラジャラのキーホルダーにはないアクション。正直なところ、若干のもどかしさは感じます。

 ただ、まだ革もボタンも硬いので、使い込むうちに馴染んで開け閉めがスムーズになれば特に意識せずに扱えるようになるだろうとも思います。それならばやはりぶら下げて音がしない方が嬉しい。

 このKey Case 01に入れられる鍵の本数は、厚みにもよりますが4~6本ぐらいかと思います。逆に少なすぎるとケースのなかでカチャカチャいってしまうので、持ち歩きたい鍵が少ないならば一回り小さいKey Case 02を選ぶと良いかもしれません。

 うちには革細工の道具があるので、これ自分で作れるな……ともチラリと考えたのですが、やっぱりちゃんとしたところの製品は作りが良いです。この手の回転式キーケースの中では比較的安い方ですが、所有する満足感は十分得られるのでおすすめ。