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クロスバイクで街乗りを楽しむためのアクセサリ(後編)

自転車

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 つづきです。

 上の写真は彩りが良いから適当に並べただけで、全部は紹介しません。

 本当終わんなくなるので。

前の

 

 

サイクルコンピュータ


 略してサイコン。「コンピュータ」とは大仰ですが、要はスピードメーターです。

 スポークに磁石を取り付けて、サイコンにはタイヤの円周を設定。フロントフォークやチェーンステーに付けたセンサーでホイールの回転数を読み取り、スピードに換算する仕組み。

 クロスバイクを移動手段として考えた場合、全く不要なアクセサリですが、乗ること自体を楽しみたいのならば是非付けましょう。

 ペダルのひと踏みひと踏みがダイレクトに推進力へと変換される様をリアルタイムで見せてくれる。クロスバイクの面白さってまず第一に「軽い力でスッゲエ進む」事なので、それが数値として具体化される事によりその楽しみは2倍3倍に跳ね上がります。

 普通に乗って25km/h、追い風で30km/h、下り坂なら40km/hだって超えちゃう。そのスピードを俺が。俺が。俺がこの脚で漕ぎだしているという事実。それはただ前進するだけの事に得体のしれない快感を上乗せしてきます。クロスバイクに乗ることを遊びとして捉えた場合、サイコンの装着はほぼ必須でしょう。

 移動距離が分かるのも重要。のほほんと30分程度その辺を流したら軽く10kmは移動している。そんな調子で日々乗り回していたら累計100kmや200kmはあっという間に超えます。それ自体に大した意味はありませんが、それだけの距離を自分の力で移動したという記録はまた乗ろうというモチベーションになります。

 「通帳記帳が趣味」という人がたまにいますが、じわじわ積み重なっていく累計距離を眺める楽しみはそれに近いものなのかも知れません。つまりはライフログの一種ですよね。 

 

CAT EYE CC-VT210W

 スピードと距離が分かれば十分、と言うことであればサイコンはほぼこのCC-VT210W一択。

 高価なサイコンと比べても距離や速度の精度が劣るということはありませんし、この値段でワイヤレスというのが実に良い。センサーはフロントフォークにナイロンバンドで括るだけなので誰でも簡単に取り付けられるし、配線を引き回す必要がないので見た目も鬱陶しくならない。

 同タイプの有線式はさらに安いのですが、実売1500円差なら俺は断然こっち。

 唯一残念なのは「CO2削減量表示」などというトンチキな機能があること。数値の意味自体が茫漠としすぎてて何の役にも立たない。むしろ表示切り替えで余計にボタンを押す羽目になるんだよ。要らんもの付けるなよ。

 俺はエコを声高に謳う人間が嫌い*1なので過剰に反応している自覚はありますが、そうでなくてもほぼ意味のない機能をわざわざ載せて1クリック割り振っちゃうのは商品として美しくないなぁと思います。

 そういった俺個人の嗜好を置いとけば、これはサイコンというものを体験するのに必要十分な性能を備えています。高機能な製品になるとケイデンス(ペダル回転数)や心拍計、GPSロガーにナビまでついてきますが、まずはお試しでミニマムなところから。そして、自分なりのクロスバイクの使い道が固まってきた所で必要であれば上位のものに変えていく、というのが良いと思います。

(2016/09/19追記)2016年現在、CC-VT210Wは生産終了で、今はCC-VT230WおよびVT235が後継機として販売されています。235は500円UPでバックライト付き。

 

スマホホルダーについて

 使った事無いんで、おすすめについては書けません。

 スマホには地図もGPSもついていますし、無料のアプリも結構充実していて高機能サイコンに近い事が可能なのですが敢えてそれを選ばない理由はいくつかあって、

  1. バッテリーをバカ食いする
  2. 専用品より精度が落ちる
  3. ホルダーでけぇよ

といったところです。

 まず1ですが、常時GPSで座標を取ることで速度を算出しているので、みるみるバッテリーが減っていきます。地図やロガーが欲しくなるのは遠出をする時ですが、見知らぬ遠隔地でぎゅんぎゅんスマホのバッテリーが減っていくのはあまり気持ちのいいものではありません。モバイルバッテリーでカバーするという手はありますが、自転車乗る時にあんまり荷物を増やしたくないんですよね。

 2もGPS起因。GPSの座標なんて数メートルは軽くずれますから速度も割といーかげんです。

 3はスマホのサイズを見れば言うまでもありませんね。ハンドルにつけると非常に不格好。スマホの保持能力についても各商品で賛否いろいろあるようです。

 

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 サイズ感。iPhone5s+カバー。これを振動で取り落としたりしないようガッツリ掴むため、ホルダーはさらにふた回り程度は大きくなります。ちょっとゴツ過ぎ。

 また、トップチューブに取り付けるトライバッグタイプのは一見便利ですが、画面を見るための目線が真下よりもさらに手前になるので、走りながら見るのはしんどいと思います。

 といった所で、俺は目的に合わないのでスマホは使っていませんが、それも利用シーン次第。モバイルバッテリー&大きなホルダー上等ならサイコン代わりにしてもいいですし、そうでないなら速度や距離は専用機に任せといて胸ポケットやバッグの中でGPSログを取る程度が気楽でいいんじゃないですかね。

 GPSログはライドの記録としてとても楽しいのでおすすめ。地図にプロットすれば「こんなに走れるんだ」と視覚的に分かりますし、道に迷った事すら後で上空から俯瞰すると面白いんです。

 

ボトルケージ


TOPEAK Modula Cage II

 楽に移動できるとは言え、原動力は自分の身体ですからそれなりに汗をかくのです。風を切って走っているとどんどん乾いていっちゃうんで分かりづらいのですが、喉の渇きに気づく頃には水分不足で思った以上に疲れてる、なんて事がよくあるのでこまめに水分補給はしておいたほうが良いです。

 街乗りにはわざわざボトルにドリンクを入れて持ち出すのも面倒くさいので、道中コンビニや自動販売機で買ったペットボトルが挿せるものがいい。

 ペットボトル専用のケージもありますが、最近のペットボトル形状は多種多様であるということと、遠出には通常のボトルも使えたほうが良いということで、アジャスタブルなこのボトルケージをおすすめします。

 自転車用ボトルのサイズは一種の規格になっていまして、輪行袋やツールケースの中にはボトルケージに入れて運べる事を売りにしている商品が結構あります。ペットボトル専用品にしてしまうとこれらの選択肢をなくしてしまうので、融通が効く方が良いかなと。

 もっとも俺はTOPEAKのロゴがイヤで使ってないんですけどね。

 

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 今は嫁さんが使ってます。

 黄色と黒の逆三角形に何だか尖った意匠。俺はこれを必要以上にダサく感じてしまいます。何でかと考えたら多分ハザードシンボルを思わせるからなんだな。

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 なんかアホな男子高校生が週刊少年誌の裏表紙にある通販で買ったステッカーを学校指定の鞄に貼り付けているような。いやそれカッコ良くないからね。

 何がバイオハザードか。お前の顔か。ツラが大事件か。

 こんな小っちゃなロゴバッジ一つで仮想の男子高校生に対するツッコミが勝手に展開されてしまうので、これはもう駄目です。(俺の頭が)

 とはいえ、そんなエア男子高生が頭に入っているのは多分俺ぐらいですし、何だかんだでこれは抜群に便利なので、カスタムを始めたりして細かい見た目にこだわり出すまではこれがベストチョイスだと思います。

 俺の場合は青いボトルケージが使いたくて交換しました。見た目のために利便性を犠牲にしだすと沼に片足突っ込んでる状態なので、まずはこれを付けとけば病状の進行度合いを見る指標になるかもしれません。便利だね。

 

裾バンド


OSTRICH ズボンクリップB

 クロスバイクはママチャリのようなチェーンカバーは付いていないので、スボンの裾がヒラヒラしているとチェーンに触れて汚れてしまう可能性があります。

 チェーンオイルは細かい粒子を拾って真っ黒な汚れになります。これが一度生地に定着してしまうと洗い落とすのは困難です。だから裾がヒラつかないように押さえるためのゴムバンド。2本セットですが、チェーンに触れる可能性があるのは右足だけなので、一本は予備だと思っていればいいです。

 裾が押さえられれば輪ゴムだろうがガムテープだろうが何でもいいのですが、これは脱着が楽ということと反射素材付きなのがポイントですね。割とぞんざいに縫い付けてある感じですが、無いよりはいいでしょう。

 

GIZA PRODUCTS レザートラウザーバンド

 裾バンドは外し忘れて日中生活しているとちょっと恥ずかしいのですが、うっかり付けたままでも多少はマシ、かも知れないレザー製のものもあります。

 画像でも分かるように、手前のループにベルトが通っているのでここに金具等の固定機構があるのかと思っていたらまさかのベルクロ留め。

 

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 必要なのは見える部分の質感だけなので合理的ではあります。付け外しもしやすいし安いし。

 レザー小物のWEBショップなんかを覗くと、もっと高級感あるものも沢山ありますが、最低3,000円スタートって感じでちょっと手が出ないかな。これとか結構いい感じですけどね。

 

バッグ


 クロスバイクはカゴも荷台も別売オプション。荷物を持たない時にあっても邪魔なだけなので、それらを取り付けるよりは使いやすいバッグを探したほうが融通がききます。用途で使い分けるのでやたらとバッグが増えてしまいました。

 荷台に取り付けるパニアバッグタイプ以外のをいくつかご紹介。

KELTY Mini Fanny

 使用頻度が一番高いのがこれ。小型のメッセンジャーバッグ。ちょっと大きめのウエストポーチを肩掛けしている感じ。

 財布と携帯のみの外出でも、それらをジーンズのポケットに入れていると脚を回す時にものすごく窮屈になるのでこれに突っ込んで行きます。

 小さいので出し入れの際はたすき掛けのまま身体の周りをぐるっと回してすぐにアクセス可能。

 入れるものが少ないのでそれこそウエストポーチでも良さそうなものですが、腰の後ろに付けてるとサドルに跨る時に引っ掛けて危ないです。前に持ってくると今度は持ち上がった脚に当たって鬱陶しい。

 この用途ならランニング用のバッグに良い物がありそうな気がしますが、いずれにせよ肩掛けタイプのものが良さそうです。時折スポーツショップで模索中。

 

deuter Race EXP Air

 通勤およびツーリング用。

 モデルチェンジで俺が使ってるのとはカラバリが変わっちゃいましたが、サイクリングに最適化された機能の数々は変わらず健在。

 一番の特徴はドイター独特のベンチレーションシステムでしょう。

 

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 バッグ自体が弓なりに反っていて、弦に当たる部分にメッシュシート。これがバッグ本体と背中の間に空間を作って、熱がこもらないようになっています。

 自転車に乗っているとエンジンでもあるライダー自身がどんどん発熱していきますから、涼しい季節でもバックパックとの密着部分は汗に湿りがち。背中と肩紐のメッシュでそれが大幅に低減されて非常に快適です。夏は諦めろ。

 反っている分だけ容量は少なくなってしまいますが、必要に応じてサイドのファスナーを開くことである程度拡張できます。写真は既に拡張した状態。

 

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 さらに通勤向きの機能、レインカバー。バッグ下部のポケットから撥水性のシャワーキャップみたいなカバーがズルリと出てきてバッグ全体を覆えます。

 不意の雨でも大丈夫。蛍光イエローなのは視界の悪い雨の中でも目立たせることを考慮しているのでしょうね。

 外出中、ゲリラ豪雨にハマったことがあるのですが、このカバーで中身は全くの無事。後輪からの泥はねもガードできるという想定外の恩恵もありました。もちろん俺本体はずぶ濡れなんだけどね。

 

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 続いてツーリング向け機能、ヘルメットホルダー。やはりバッグ下部から今度はネットがズルリと出てきて、ヘルメットを覆った状態でフック。

 嵩張るヘルメットが手荷物にならずに済むので、輪行の時に威力を発揮します。

 こういう専用品ならではの仕掛けって楽しくなりますよね。

 

Cote & Ciel Spree Messenger L

 出張が多い時期があったんですよ。

 会社からノートPCを持ち帰り、翌日は電車で直行。そうした場合、Race EXP Airの反った形状と平たくデカイPCの相性が非常に悪い。弁当箱とPCで一杯一杯でした。隙間はいっぱいあるのに。

 PCを運びやすく、自転車の邪魔にもならないという条件で探して買ったのがコレ。

 色はオレンジ✕グレー✕ネイビーだけどこれはもう販売終了みたい。今回そんなんばっかだな。KELTYのオレンジももう無いし。

 まあアパレル商品と考えたらそんなモンなんでしょうね。

 

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 たっぷり入るメッセンジャーバッグです。

 左側にファスナーのツマミが付いているのを見れば分かるように、折り返しの部分は唯のフタではなく、それ自体が袋になっています。縦に長い袋を折り曲げてメッセンジャーバッグの形になっているので、やろうと思えば死ぬほど荷物が入ります。カッコ悪いからやらんけど。

 フタをめくった所に小ポケットが✕2、中にも大きめのポケットが✕1。全てファスナー付き。

 

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 裏側も開くようになっていて、中はこう。

 

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 大きく2つに分かれていて、外側と中の仕切りは厚いクッションになっています。ここに直接PCを入れれば、ソフトケースの類は不要。出張先に行くには満員電車に揺られる必要があったので、圧迫に強いであろうこの仕込みには安心感がありました。

 仕切りの反対側にはまた小ポケットがあり、マウスとかACアダプターその他PC周辺機器を小分けして入れられるようになっています。単にPCバッグとして見てもなかなか使い勝手が良いんですよね。見た目もビジネスビジネスしてないし。

 というか、真っ当なビジネスマンはこんなオレンジの鞄を使わないな。

 

 2サイズあって、これは15インチmacbook対応の大きい方。わざわざmacbookに限定してくる辺りが非常に洒落くさいと思います。

 何だよ気取りやがって。皆が皆スタバでノマドでフラペチーノじゃないんだよ。ダイナブック対応とか書いてみろよ。バリュースター対応とか書いてみろよ!!

 そしたら俺も買わない。

 

おわり


 良かった……。(中編)にならなくて良かった……。メンテ用品とかロングライド関係とかもいずれまとめますが、ちょっと間を置きます。勝手に長文になるんで疲れるのよ。

 自転車以外のどうでもいい事も書きたい。

*1:ボトルキャップでワクチンとか言い出した奴殴りたい