俺が欲しいeバイク

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そろそろeバイクが欲しいなと思っています。巣ごもり生活で明らかに体力が落ちつつあるので、自転車乗るのもちょっと楽しようかなと。一昨年ついに花粉症を発症してしまったので、この時期マスクしながら息が弾むような運動はキツイ、というのもあります。

大手メーカーのスポーツバイクも大体ラインナップにeバイクが入るようになってきて、選択の幅が広がった。おかげで性能・品質・価格のバランスもこなれてきた印象で、そろそろ買い時であろう、ということにしてとりあえず物色してみました。

BESV PS1 / 276,000円(税別)

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いまeバイクを調べると筆頭に出てくるのがBESV。名前はよく見るものの、今回調べるまでほとんど知らないメーカーでしたが、台湾のメーカーだということで個人的にはもうそれだけで信頼してしまいます。

スポーツバイクタイプが増えたから、と書いたそばからいきなりトリッキーな形のミニベロを挙げちゃってますが、このデザインが好きです。多くのeバイクのデザインにおいては、とにかくバッテリーパックの存在感が邪魔だと俺は思うのですが、これは個性的なフレーム形状の中にうまく埋め込んであってカッコイイと思います。

小径車のパワーロスは電動アシストでのフォローを期待。サスペンションも乗り心地とパワーロスのトレードオフですが、アシストがあれば乗り心地の方を取れるので、仕様としては文句なしです。

アシスト最強にしても航続距離は70km。主な用途として考えている通勤用としては有り余るスペックです。週末に片道10~20kmぐらいのポタリングをするのも余裕。

仕様としてはアルミフレームの廉価版、PSA1でも十分で、2本線の入ったペイントなんかはより好みであるのですが、重量が17.4kg → 19.6kgと2.2kg違うのと、メインコンポーネントがAltus7速とTiagra10速で結構差があるのが悩ましい。あとはディスクブレーキがメカニカルか油圧式かという違いもありますね。

でも価格差は税込みにすると10万超える。この価格差ならコンポーネントはあとから交換すればいいとして、電動アシスト状態での2.2kgがどれほど乗り心地の差になるのかが問題。実際に乗ってみないと10万の価値があるか分かんないですね。

最初はお試しでPSA1でもいいのかもしれない。 

BESV JR1 / 276,000円(税別)

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同じくBESVのJR1。ドロップハンドルのスタンダードなロードバイクスタイルのモデル。これも本当に上手くバッテリーをデザインに溶け込ませていて感心します。

バッテリーパックの取り付けは内蔵かむき出しか、ダウンチューブかシートチューブかでざっくり系統が分かれる印象ですが、これは埋め込みで太くなっちゃったダウンチューブをカラーリングでスッキリ見せるデザインで実にスマート。

クロスバイクタイプのJF1というモデルもありますが、そちらはこの色分けを使ってないんですよね。

タイヤの太さとかフラットバーハンドルの取り回しの容易さを考えればJF1の方が目的には合うんですが、ここは見た目でJR1一択。駆動系もSimanoの105で言うことなし。これを買うならロングライドにも使いたい。

FUJI MOTIVATOR / 229,000円(税別)

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FUJIのクロスバイクはいつも格好いいなと思うんですよね。これもダウンチューブにバッテリーを内蔵してるタイプ。「これがバッテリーパックでござい」とばかりに外付けになってるのがどうにも受け入れられないので、内蔵型ばっかり欲しくなる。

当然ダウンチューブは太くなっちゃいますが、ストーンと素直にまっすぐ伸ばしたところにFUJIのロゴが入るのはとても好き。

面白いのがフロントフォークの横にボトルケージ用のネジ穴がついてることで、これはダウンチューブに付けられない分のマウント箇所を補填してるのでしょうね。

バイクに跨ったままでは手が届きませんが、ツールボトルや輪行袋を入れる分には全く問題なし。ちょっと使ってみたい。

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あとヘッドライトがLEZYNE製らしく、そこも惹かれるポイント。俺、LEZYNE製品好きなんですよねぇ。

コストダウンとデザイン優先(バッテリー小型化)ゆえだと思うのですが、航続距離は短めの50kmというのがやや残念。とはいえ、通勤とポタリングには十分。ロングライドはロードバイクですりゃいいし。

ドライブユニットは安いeバイクによくついてる中国Bafang製ですが、別に悪い評判を聞くでもないのであまり気にしてません。BESVのバイクもそうですが、リアハブモーターは目立たなくていいなと思います。タイヤ外して掃除するときにちょっと苦労しそうですが。

TREKとかcannondaleとかはBosch社のいかにも高トルクっぽいモーターがついてるのですが、ペダルの踏み込みを直接アシストするタイプなのでクランク周りのフレームがデカくなっててちょっと不格好なんですよね。どうせ法律で24km/hまでしかアシストできないのだから、そんなデカいの要らないのでは、と思ったり。乗ってみないと分かんないですけどね。

SPECIALIZED Vado SL 4.0 / 363,000円(税別)

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予算が全然合いませんが、欲しいか欲しくないかを言えば超欲しいです。

いかついモーターでクランク周りのフレームが太っちゃってるタイプですが、これはモーターに向けてグラデーションをかけているカラーリングの妙で、上手くデザインに取り込んでるなあという感じ。

アルミフレームでも14.9kgと、eバイクとしては破格に軽いのが魅力。そのおかげか航続距離はエコモードでデフォルト130km、オプションバッテリーを追加すれば190km。

うっかり充電を忘れてバッテリーが切れても軽いから良さそう、とか思ってたら、数日充電を忘れた程度ではまずバッテリーは切れなさそうな長距離対応。用途を考えればそんな航続距離は全くいらないのですが、充電回数が減らせるのは嬉しいですし、気まぐれで足を伸ばしてしまっても不安を感じる必要がないというのは非常に良いですね。

ここまで価格が上がっちゃうと盗難が怖くてその辺に乗っていけず、そういう意味でも手が出ませんが、一度乗ってみたいバイクではあります。

BRIDGESTONE TB1e / 129,800円(税別)

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エントリー向け格安クロスバイクのTB1をそのまま eバイク化したのがこれ。値段はダントツで安いし、仕様から考えても通勤用としてはほぼ最強なんじゃないでしょうか。

全後輪にフェンダー標準装備、鍵も施錠解錠が楽なサークルロックが標準装備。チェーンガードは格好悪いけど、通勤用ならあっても良いし、嫌なら外せばよい。ブレーキはVブレーキですが、別にディスクブレーキの強力な制動力が必要なわけでもなし。

さっきはdisったバッテリー外付けもこの位置なら結構許せる。フレーム自体は元のクロスバイクの形状そのままでスッキリしてますし、変わったところにボトルケージ付けてんのね、と思えばなんとか。やっぱり俺はダウンチューブの上にどぺぇっとバッテリーが寝そべっているのが好きじゃないんですね。

ちょっと気になるのは重量は22.3kgとママチャリ並に重たいこと。とはいえモーターは前後ハブに付いた2輪駆動で強力なアシストを謳っており、ブリヂストンがそう言うならパワーに心配はないでしょう。

そもそも日本のeバイクは長らくママチャリでノウハウを積み重ねてきたものですしね。普通のクロスバイクみたいにちょっと担いで段差を超える、みたいなことがやりづらいのは残念ですが。

また、この2輪モーターの仕組みをうまく使って、前輪モーターで電車の回生ブレーキみたいなことをしているらしく、惰性で走っているときや後輪ブレーキを掛けたときに発生する電力でバッテリーパックを充電できるそうです。こういう小細工はいかにも日本メーカーらしくて素晴らしい。

おかげで重たいのにエコモードでの航続距離はVado SL 4.0と同じ130km。仕様と価格だけ考えたらこれ買うのが一番てっとり早い。それは分かってるんだけどどうせ買うんならもっと格好いいのがいいなあ、でも格好良くて高いとなると盗難リスクがなあ、などと同じ考えが堂々巡りしているところです。

楽しい。

DAYTONA DE03 / 138,000円(税別)

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これは完全にnot for meというやつなんですが、こういう方向性もあるのか、と感心してしまったので並べてみます。

ダイヤモンド型フレームのオシャレミニベロをそのままeバイク化。バッテリーパックをレザーケースに包んで、まるで荷台の荷物のようにこれ見よがしに配置。これ、すっごく良いアイデアですね。

グリップやサドルも同色のレザーで統一した一貫性のあるデザインが素敵。元より俺はこの形のミニベロ大好きなんです。

航続距離は45km。完全にポタリング用と割り切ってる感じのバイクですし、こんなオシャレなもんは俺の購入候補からは外れるんですが、乗ってる人はちょっと羨ましいなあと思う。そんなバイク。

 

以上、今のところ候補に挙がってるのはこんなところ。

これは絶対に試乗なしには選べないので、そのための外出自体がしづらい昨今、実際に購入するまではしばらく掛かりそうですが、買うつもりでいろいろ調べてる時間が一番楽しかったりするのでそれはそれで。

チャリとボドゲと映画の家を建てた

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 かねてより計画中だった家が昨年末に完成しまして、2020年1月中旬から住み始めました。引越しの荷物もそこそこ片付いて来たので、家の事をぼちぼち書いていこうと思うのですが。  

 上の記事で

そもそも一生住む気はないので5~10年ぐらいで転居したくなったときに売りやすい or 貸せる物件

 とか書いてんじゃないですか俺。無理だったよ。

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スペックから考えるクロスバイクの選び方

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「ママチャリからの乗り換えでクロスバイクを買いたい。でもどれを選べばよいか分からない」という方にはいつも「最低4~5万円以上で一番格好いいと思う奴を選べば良い」と言っています。*1

 何故ならば、ママチャリとクロスバイクというカテゴリ間の差に比べれば、エントリークラスのクロスバイクの違いなど誤差と言ってもいい程度の差分だからです。

 どれを選んだって走りの軽さという点ではホームセンターの2万円ママチャリを遥かに上回ります。それならば、詳細なスペックにこだわるよりは長く気に入って使える形のものを買うのが絶対に良いと俺は考えます。

 とはいえ、同じ価格帯でもきちんと比較して一番自分に合っているものを買いたい、という気持ちは分かります。高い買い物ですから納得は大事です。

 これら一連の「クロスバイク欲しい」記事を書くに辺り、俺自身は見た目以外にどういった部分を比較していたのか、思い当たるだけ書いてみようと思います。クロスバイクに乗ってみたい、と思った方を自転車沼に引きずり込む一助となれば。

*1:「4~5万」と曖昧なのは為替等で毎年価格がブレるからです

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DURA-ACE WH-9000-C24-CLを買ったんよ

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 自転車を買ったときもそうだったんですが、俺の物欲はある日突然降って湧くことが多くてですね。今回も飯食ってたらいきなりホイールの買いたさが振りきれたので買いました。

「いただきます。もぐもぐ。あっ、ホイール買いたい」

 自転車に乗っていると時々こういうことがあります。怖いですね。

 

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俺が欲しいクロスバイク2016

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 1年が経つのは早いですねえ。

 各メーカーともクロスバイクの2016年モデルが揃ってきたみたいなので、今年も欲しいバイクについて書きます。

 

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クロスバイクのおすすめカスタマイズ

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 クロスバイクに乗っていると体の各所に痛みを感じることがあります。手、腕、肩、背、腰、尻、股、脚、膝、その他もろもろ。

 ママチャリに比べて負荷がかかる前傾姿勢になることに加え、疲れにくい分だけ長距離・長時間の移動に使いがち。体力的には余裕なのに、ずーっと同じ姿勢でいることでどこかしら痛くなってくるんですよね。

 ある程度まではすぐに体が慣れてくるんですが、自転車の方を体に合わせるというのもひとつの手。なので今回は手軽で費用対効果の高いカスタマイズについて。

 

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江ノ島辺りにミニベロ輪行

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 最近JRの輪行ルールが厳密になったので、サドルを取っ手として使うternのトロリーラックがNGになってしまいました。なので引っ越してからこっち、Link N8に全く乗っていなかったのですが、折りたたまれたまま部屋で埃をかぶっている姿があまりにも可哀想なので、トロリーラックは外して普通の輪行袋で担いで輪行してきました。

 

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